雨の雪彦ツーリング (その1) 2008/10/26 兵庫県 雪彦林道
<今回のルートマップ> |
出発の朝
今日は私の職場の同僚であるO嬢も誘ってツーリングに行こうと以前から楽しみにしていた日。どこかでコーヒーを沸かしてお茶しようというので昨日の晩におやつのアンパンを焼き、温泉セットをリュックに入れて万全の準備で寝た。 ・・・にもかかわらず、朝6時半に起きた時には外は雨。しかもかなり「バラバラ」と音が聞こえるほどなので、これじゃぁ今日はツーリングには行けそうに無い。残念〜。仕方ない。みんなに「今日は中止」メールを送る。それから再びふとんにもぐりこみ、「それじゃぁ〜、今日は何するぅ〜?」と、完全にやる気ないモードで師匠と空白になってしまった今日の予定を考える。週間天気予報で「日曜日は行楽日和です!」ってさんざん言ってたのに、なぜに今日に限って雨が降る? とにかく一度天気予報をチェックしてみようということで、ネットで調べてみたら「30%」とのこと。ひょっとしてもうちょっと待ったらやむかも?昼から晴れてくるかも?そんでもって結局「やっぱり今日は走りに行けたなぁ〜」とかいうことになるんちゃう? で、窓の外を見たら雨やんでる!!オー、ブラボー!早速「やっぱり行けそうやから行く?」とみんなにメール。O嬢も以前から楽しみにしていたみたいなので、速攻「行きます!」と返事がやって来た。よぉし!それなら行こう。途中で雨降ってきたら、それはしゃあない。昼から晴れてくるかもしれへんし・・・。 予定の集合時間を1時間半遅らせて集合することにした。ところが・・・。 さっきまでやんでた雨がふたたび降り出した。でももうみんな集合場所に向ってるだろうし、第一気分が「行く気」になってるのでここで今更中止するわけには行かない。カッパ着て決行じゃ。今日は寒いのでカッパ着ててちょうどいい具合だった。カッパは防寒具にもなる。Tシャツ着て、ジャージ着て、フリース着て、ジャケット着て、その上からカッパ。5枚も着てる。完全に真冬の格好だ。 |
集合場所に行ってみると・・・
案の定遅刻で集合場所へ行ってみるとO嬢しか着てない。あれれ〜他の2人は? すでに雨が降り出してるにもかかわらず、ジーパンにスニーカーというツーリング日和な格好をしているO嬢。それじゃぁびしょぬれだろうに。 「他にも来はるんですよねぇ?着いたら誰もいなくって。出るときは雨降ってなかったんですけど走ってるうちに降り出したから、これで今から中止って言われたらどうしようかと思ってました。」とO嬢。それにしても薄着だ。(若い証拠??) たみたん:「それで寒くない?私なんか今日5枚も着てるでー。ジーパンもびしょびしょになるやろ?」
その「そのうち晴れる」という期待は後で見事に裏切られることとなる。 そうこうしているうちに、やっと残り2人も到着。これまた2人してびしょぬれで登場。まぁなんと言うか、出発前から濡れておけば途中で降ってきたときのショックが少ないってもんだ。プール入る前に体に水をパチャパチャかけるのと同じ原理。 さて今回が初ツーリングとなるS野さんは買ったばかりのバイクで登場。HONDAのドミネーターというバイク。なんと650cc!いちおうオフも走れるバイクなのでたぶんこれから先、師匠にしごかれることになるだろう。一方O嬢はロード乗りで、バイクはカワサキのバリオス。ちなみに今日これからどんな道を走るのか彼女は知らない(笑)。今日走る雪彦林道はS野さんのリクエストだそうだ。 11時過ぎにようやく出発。雨はだんだん強くなっている気がする。停まるとそれほどでもないけれど、走り出すとヘルメットのシールドにバシバシ雨粒があたって視界が悪い。手でぬぐうと広がってよけい見にくくなるので難儀だ。シールドにもガラコできたらいいのに・・・。 |
「もちむぎのやかた」で雨宿り昼食
そんなわけで、師匠を先頭にFJ君、S野さん、O嬢、そして私の順番で走る。バイパスに乗る手前でガソリン補給。バイパスの入り口ですでに車に割り込まれ、間をあけてしまう。でもS野さんは大きいので、前の車の上からヘルメットがひょこっと見えるので安心だ。 当初の予定では雪彦温泉に入り、雪彦林道を走った後峰山方面へ向い、おいしい湧き水がでているところでコーヒーを沸かしてお茶休憩するというはずだった。が、時間的に温泉は無理だろうということで、まずは温泉をカット。お昼ごはんも峰山らへんで・・・というつもりだったが、もうすでにお昼の時間。どうやら福崎方面へ向っているらしいので、師匠は「もちむぎのやかた」を目指しているに違いない。 バイパスを降りて、地元人しか知らないような細い道をくねくねと入って「「もちむぎのやかた」へ到着。雨はだんだんときつくなってきて、とうとうブーツもしみて中の靴下までぬれてしまった。ゴアテックスの靴下持ってたけど、もうぬれてしまってからはいても遅い。とにかくお昼ご飯を食べている間に雨がやんでくれればいいのだが・・・。
さて「もちむぎのやかた」は以前にも来たことがあるが、前に何を食べたかはまったく記憶に残っていない。とにかく寒いので何か温かいものを頼もう。師匠は「麦とろ定食」を注文。もちむぎ麺もついていてボリュームたっぷりで美味しそう。
麺の色はちょっと「そば」っぽい。太さはそばより太く、うどんよりは細い。確かにもっちりとして噛み応えはある。夏だったら冷たい麺で食べてみたい。温かくてもかなりモチモチしているので、冷たい麺だったらもっとコシが強いだろう。 S野さんが頼んだ「味噌カツ定食」にはなんと「もちむぎソフトクリーム」がデザートとしてついてくる。ちょっと気になるメニューだが、さすがにこの寒さでソフトクリームは食べる気がしない。 食後、注目のデザートが登場。コーヒー色をしたソフトクリームだ。味は?たいしてわからなかったらしい。もともと「もちむぎ」ってったって、小麦粉みたいなもんだから、そんなに味もしないだろうし。
雨がふっててなかなか写真が撮れないのでここで記念撮影。雨の初ツーリングを楽しんでいるS野さん。
雨宿りしてる間にずぶぬれのブーツもちょっと乾いた。かじかんでてまったく感覚のなくなってしまった手も温まり、復活。さぁ、これから雪彦林道へと出発! しかしまだO嬢はそれがどんなところか知らない・・・。 |
雪彦林道
雪彦林道と言えば、私は過去にガケ下めがけて突っ込んでいった記憶がある。詳しくはこちらを参照。 ちょうど舗装化工事をしていた頃だと思う。今は全線すっかり舗装されてしまっているのでロードバイクで走れるのは走れるのだが、林道であることにはかわりないので、かなり細い道できついカーブが連続する。 私も走ったことが無い(と思う)道から林道に入っていく。途中で「秘境の温泉『雪彦温泉』」という看板が見えた。川を渡った向こう側にあったので、温泉施設自体はどんなのかは全く見えず、看板だけがでかでかとかかっている。そうか、秘境の温泉だったのか。ぜひ行ってみたかった・・・。 神社の前を通って道はどんどんと細い登りになっていく。雨もふってるし路面はぬれてるし、落ち葉も落ちてるので滑らないようにと気を使う。特に、おそらくこんな道は初めて走るであろうO嬢にとっては恐ろしい道に違いない。
この突き出た岩の部分に登るらしい。てっきり命綱つけてロッククライミングで登っていくのかと思っていたら、さすがにそんなことはないらしく、裏側から登山道でアプローチできるのだとか。う〜む、「ファイト〜!一発!」とかいうのを想像していたのだが。
まぁ、車も通れる道だし、そない心配することもない。が、あいにくこの天気。なんとか今のところ雨はやんでいるのだが、高い所に上ってきたのでガスってて視界が悪い。
なかなか迫力のある光景だ。途中で「写真撮りたい!」と思う場所があったのだが、おいていかれると困るのであきらめた。でもここからでも迫力ある絵が撮れたのでヨシとしよう。 それにしても高い山だ。もうすでにこんなに登ってきているのに、ここから先が本番だなんて。
行きますよぉ〜O嬢。心の準備はいいかい? |