淡路島 紅葉と大名にゅうめん

2005/11/27 兵庫県 淡路島

  • 走行距離 : 150km
  • 参加者 : たみたん、師匠、N尾さん
 
天気がいいぞ!淡路島へ行こう!

淡路島の道の駅に「大名にゅうめん」ってのがあるらしい。以前からN尾さんが「大名にゅうめん食べに行こ〜」とツーリングに誘ってくれていたのだが、天気が悪かったり予定が合わなかったりして延び延びになっていた。やっと予定があいたのがもう11月も末の今日。

2週間ほど前は激寒でとてもツーリングに行こうというような気にならなかったが、それでもN尾さんのことなので「雪降らなければ行くだろう」と覚悟していた。

幸い天気は晴れ。気温も高い。(内心ホッ)
それでもバイクで走ってたら寒くなるだろうと、たくさん着込んで冬装備。バ○シャツにモ○ヒキはかかせない。ネオプレーンの手袋も持っていく。

集合は9時半に明石たこフェリー乗り場。なぜだか「ひらかたパーク」並みに菊が飾られている。待合所の前にはなんとタコの形をした菊がかざられていた!菊タコ人形だ。

さっそくこれを写真に撮ろう。専属カメラマンの師匠がカメラを構える。

すると「あっ!SDカード入ってない〜!」と言うではないか。

なぬ〜っ!?肝心の写真がぁぁぁっ・・・。ぶったまげるほどでかいという「大名にゅうめん」。2ヶ月くらい前から「食べに行こう」と楽しみにしていた「大名にゅうめん」。なんとしても写真におさめて帰らねばならないというのに。

そこで師匠の携帯のカメラで(私の携帯はかなり古いので、写真は頼んでもいないのにモザイク仕上げだ)写真を撮ることにした。なかなかキレイに撮れている。

淡路サンセットライン

今まで何度か淡路島を走っているが、いつも島の東側の国道28号線を走るので、西側は走ったことがなかった。目指す「大名にゅうめん」は島の南端の道の駅「うずしお」にある。どうせならぐるりと島を1周しようと「島の西っ側走ってみたいー」と注文。島の西側の海岸道路は「淡路サンセットライン」という名前がついている。本来なら夕方走るべき道なのだろうが、今日は午前中にサンセットラインを走って、うずしおでお昼ご飯を食べ、東側を走って帰ってくるというルートだ。

初めて走る淡路島の西側。なかなか「田舎の島国」情緒が漂っていて、車も少なく海もキレイで非常にヨロシイ。「海きれいやなー」「淡路島もなかなかいいねぇー」などと気持ちよく走っていると突然雨が降り出した。なぜだっ!?私カッパ持ってきてないぞー。

ポツポツと降りだし、次第に雨粒が大きくなる。JAの軒先でしばし雨宿りする。今日は「大名にゅうめん」食べるためだけのツーリングなのでそんなに急ぐことはない。しばらくしゃべっていると雨が上がったので出発する。

「郡家」というところでN尾さんがお線香を買うためにお店に寄った。この辺りは線香工場が密集し、町じゅう線香の香りでいっぱいだ。N尾さんが買い物してる間、お店の前でバイクにまたがって待っているとお店のおじいちゃんがやってきて話しかけてきた。

「これあんた乗るのかね?」
「このバイクは早いのかね?」
「大阪から来たのかね?」
「危なくないのかね?」

私のバイクはまだ大阪ナンバーのままだ。みんなで田舎の方へツーリングに行くと大勢の中でひとりだけ大阪ナンバーのちっちゃいバイクにのってる女の子がめずらしいのか、よく話し掛けられる。このおじいちゃんはきっと話し相手が欲しかったのだろう。ひさしぶりに来た客なのかもしれない。「この辺はお香の香りがしますね」と言うと、「ここは日本一の線香の産地じゃ」と教えてくれた。お店の裏が浜になっていて、「浜のほうにはもっと工場があって、そこで線香を作っとる」のだそうだ。

もう少し走ると「五色浜」というところにやってきた。ここには「慶野松原」があり、白い砂浜に松林が続いている。なんだか天橋立みたいな風景。民宿もキャンプ場もたくさんある。きれいな砂浜の海岸もあるし、釣りもできるし、家族で1日遊べるいい所だなぁー。

道の駅「うずしお」名物の・・・

これが「大名にゅうめん」だ!

道の駅のレストランのショーケースの中でひときわ目立つ「大名にゅうめん」。思わず「なにこれ」と笑ってしまうほどのでかさである。ショーケースのは冗談かと思ったが、ホントにショーケースに飾ってある大きさそのものが運ばれてきた。

たらいほどの大きさの器に盛られたにゅうめん。上に天ぷら、とろろ昆布、錦糸玉子、きざみのり、かつおぶし、わかめがのっており、なんとデザートに「びわゼリー」までついている。

最初はこの器のでかさに度肝を抜かれたが、食べ出すとそこはやはりにゅうめん。スルスルツルツルと結構食べれるものである。これがうどんだったら大変だな。

にゅうめんだけだと物足りないかもしれないと思い「爆弾おむすび」を1個注文し師匠と半分コすることにしたのだが、これがまた、バカでかいおむすびなのである。おむすびにはこの辺りの名物である「いかなごの釘煮」が混ぜ込んである。

しかし、大名にゅうめんだけで十分だったかもしれない・・・。

東浦で足湯

待望の「大名にゅうめん」を完食し、帰りは東側の国道28号線を走る。西側よりも建物も車も多くてごちゃごちゃしている。

去年というか今年の初め、初日の出を見るために淡路島にツーリングしに来た時に、東浦の道の駅に「足湯」があったのを思い出した。あの時は確か足湯が出来たばっかりで(寒かったし)誰もいなかったが、今日行って見ると家族連れが足湯につかっていた。

ガラス張りの部屋の中で足湯につかっていると、ビニールハウスの中のトマトになった気分だ。

この時期、道の駅でトイレ休憩がてら足湯で暖もとれるというのは非常にありがたい。

そして未だにバイクで走ったことがない明石海峡大橋を、今日もたこフェリーから眺める。

淡路島よ、1ヵ月後にまた会おう。初日の出ツーリングで・・・。