もっと苦労す、モトクロス

2004/09/26 プラザ阪下
  • 走行距離 : ???km
  • 参加者 : たみたん、師匠、K君
 
セロオ積んでいくぞ!

師匠が来月レースに出るので、その練習にコースへ行くことになりました。
モトクロスコース自体は何度か師匠の走ってるのを見に行ったことがありますが、自分で走ったことはありません。こないだの「バイクレスキュー」のイベントでちょろっと坂道あがったくらいです。
そこで、今回は「見てるだけじゃぁつまらん!私も走ってみたーい!」とセロオを積み込んでいくことにしました。セロオ、がんばれ!!しかしホントに大丈夫なのかっ?

コース到着

阪下に来るのはこれで2度目です。何度来ても、ごちゃごちゃしててややこしいところで、前回も迷いました。
今日はたくさん車が停まっています。ヤバイ!混んでる!トロトロ走ってたらひかれるぞっ!っていうか迷惑じゃん、私。

車をとめて、荷物を降ろしていたら男性がひとり近づいてきました。
「こんにちは。たみたんさん?」
「ああ、all door lifeさん!」
私のホームページをご覧になってくださってる方です。
掲示板で今日阪下に走りに来るって言ってたので、ひょっとしたら会えるかもと思っていたら、さっそく向こうから声をかけてくださいました。
「よくわかりましたねぇ?」
「ええ、ホビオとこのセローで。」
ちょっとご挨拶をして、ではまた後ほどコースで、とお別れしました。
でもコースで見かけるかなぁ????コース走れるのかなぁぁぁ???

とりあえず走ってみる

今日の目標は「エンデューロコースを一周すること」です。
ところが、着くやいきなり師匠が「とりあえず走ってみようか」とさっそくコースへ。
でも師匠が前を走ってくれるのでちょっと安心。なんだかんだいってもやさしいところがあって、びっくりするくらい遅い私をちゃんと待っててくれてます。

でもさすがに待ってる姿にイライラ度が感じられます。こりゃぁ相当遅いな・・・。初めてなので許してね。途中、何度かヒヤっとするところはありましたが、なんとかこけずに一周できました。ノロノロと走るセローは「鹿」というよりまるで「亀」です。いつか上からグチャって踏まれてペシャンコになるに違いない。

とにかく、いきなり本日の目標は達成してしまいました。こけずに走れたので、今日はここでやめておきましょう。(えぇぇぇぇっ!?)

8の字で大地の洗礼

モトクロスコースは車がこないので、私の大のニガテな小回りの練習をするにはもってこいの場所です。
いつもセンターライン割ってヒヤっとスリルを味わっている私。これ、なんとかしなきゃあなりません。
最初はコースの下の広場でひとりでグルグルまわって練習していましたが、本格的に師匠のご指導が入ります。
「アクセルあけるっ!」「ここで減速っ!」「バイク倒すっ!」
メリッ、ハリッ、という音が聞こえてきそうです。8の字のカーブのところで腕組みしてたっている師匠。竹刀持たせりゃ、絵に描いたようなスパルタ教官です・・・・。

地面はちょっとぬかるんでいました。グルグルまわっているうちに地面がぼこぼこになっていきます。
何度もまわっているうちにちょっと調子に乗ってきました。それでもやっぱり大回り気味。
「どうやったら小回りできるかなぁ?」(たみたん)
「もっとバイクを倒すべし!シートの角っこに乗るっ!」(師匠)
そか、自分では倒してるつもりなんだけど、倒れてないのかぁ。もっと思い切って倒さないとダメなのか。
よし、エイッ!
ガッシャーン!!
あーあー、やってしまいました。ぬかるみにつっこんだので全身ドロドロです。さっそく大地の洗礼を受けました。
カーブを曲がったあとにアクセル開けすぎてしまい、勢いあまっての転倒です。バイクのうえに覆い被さるようにこけたので、後で見たらモトパン溶けてました。もしもこれが生足だったら・・・・。くわばら、くわばら。

走るシケイン

私がグルグルと8の字をまわっている間、K君はずっと待っていたのでかわいそうになり「私はこの辺でぐるぐる回ってるから、K君と走っといでよ」と、師匠にも練習させてあげようというこの思いやり。(っていうか、ここに来たのは私の8の字のためではなく、師匠とK君のレースに備えての練習だったはず・・・)
それで2人は「じゃあ2周ほどしてくるからその後お昼ごはんにしよう」と去っていってしまったのでありました。

さて、「いってらっしゃ〜い」と2人を見送ったあと、ポツネンと取り残された私。
ちょっと休憩して、「さてと、一人でその辺ゆっくり走ってみるかな」とセロオにまたがった瞬間、all door lifeさんが現れました。
「ちょっと一緒にコース走ってみます?」(all door lifeさん)
「ええ。ええ。ぜひとも!あ、でもゆっくり行ってくださいねー。かなり下手ですから・・・」(たみたん)
「大丈夫ですよ。じゃぁゆっくり行きますから、ついてきてください」(all door lifeさん)

おおおお!なんとうれしいことか。師匠以外にもこんな私につきあって走ってくれる人がいるとは!!(きっと後で後悔しているにちがいない・・・)
そんなわけで、エンデューロコースの終わりの部分だけをショートカットしてるくる回れるようになっているそうなので、そこを走りに行きます。all door lifeさん、アナタはまだ何も知らないのですよ。その後何が起こるかを・・・。

広い坂道をあがっていって、エンデューロコースの途中からコースに入ります。そこの入り口でいきなりグワシャッ!
なんでそんなところでこけたのか自分でもわかりませんが、そこもやっぱり小回りができず、盛り上がったコースの淵に乗りあがってしまったようです。
セロオを起こそうにも、淵にハンドルがひっかかって、ハンドルの向きを変えることができません。うーん、うーん、とがんばっているとall door lifeさんが助けにやってきてくれました。
「こういう場合はね、まずハンドルの向きが逆になってるから、これを戻して、それからバイクを起こしてやるといいんですよ」(all door lifeさん)
「ああ、なるほどー。すみません、いきなりこけちゃって・・・。ありがとうございました」(たみたん)
「いえいえ。大丈夫?」(all door lifeさん)
「ええ、大丈夫です。すみませんねぇ、ホントに」(たみたん)

さて、バイクを起こして気を取り直してもう一度。
ところが2つ目のカーブでおっとっとっとっとー。ボテッ!
「大丈夫ですかぁぁー?」(all door lifeさん)
「ええ、大丈夫です。たびたびすみません・・・。」(たみたん)
いきなり2回もこけてしまいました。これで完璧に私は初心者で下手っぴであることを理解したに違いない。まだぜんぜん走ってないのに、すでに2回もこけてるとは、1周まわるのにどれだけ時間がかかることか・・・。

昨日、師匠に「走るシケイン」と言われたが、昨日は意味がわからなかった。
「シケインって何?」(たみたん)
「速度が出過ぎないように、わざと急カーブをたくさん作って速度を落とさせる区間のこと」(師匠)
「ふーん。で、走るシケインってどういう意味よ?」(たみたん)
「おまえが、シケインや。こいつを見かけたら速度を落とせ!っていう意味」(師匠)
まさに「走るシケイン」です。コースのど真ん中でこけてとまってる。危険危険!速度落とせ!
追い抜いたからって安心はできませんよー。もう1周回ってきてもまだその辺にいるから。

さてさて、2回こけたあとは、all door lifeさんの後について無事に1周回ってきました。戻ってくると「レクチャーしてあげるよ」と言ってall door lifeさんは自分のセローの上に私を乗せてくれました。
「前の方に乗って、こっちの足をエンジンの上にのっけて、反対の足をエキパイの上にのっけて、ハンドルの真ん中持って」と、まるで私は初めて自転車にのっけられた子供みたいでした。
そのままコースへ入っていきます。「おーい、おーい、大丈夫なのか?2人乗りでモトクロスコースなんて走って大丈夫なのかっ?」内心はビクビクしています。
丁寧に、コースのどの辺りを走ったらいいのか、カーブ曲がるときはどうしたらいいのか、走りながら説明してくださいました。なんと親切な方なんでしょう!!ほんとにどうもありがとうございました。

最後にもう1周「今度は私のラインを真似してついてきてください」と、all door lifeさんと一緒に走って戻ってくると、ちょうど師匠も戻ってきてました。
「お昼にしよか」というので、all door lifeさんにお礼を言ってお昼休憩にします。

今日のお昼はたみたん特製お弁当!おにぎりと卵焼きとレンジでチンする肉団子。まぁ、何にもないよりマシでしょ?師匠とK君はたっぷり走ってきたのか、おつかれの様子です。
特にK君は逆まつげに悩んでおり、「目が痛い」とつらそうです。
秘密兵器はなんとまつげカーラー!車のサイドミラー見ながらクリンクリンしている姿に将来の有望性を見出したのでありました・・・。

カメラマンも修行中

日曜日の2時から、阪下では模擬レースがあります。今日も模擬レースに師匠とK君は参加。もちろん私は傍観者。持参したビデオでレースの様子を撮ります。

みんなスタートラインにあつまりだしたので、ビデオをもってテクテク歩きながら「どうやって使うんだったっけなぁー」と電源を入れてみるとなんとバッテリー切れ!
しょうがないなぁ、とまた車に代えのバッテリーをとりに戻ったらブロロロロロ

(えっ?もうスタートしたっ??やばっ。間に合わんかった・・・。)

しょうがないなぁ、と見学者用のベンチに向かってテクテク歩いていきます。電源はつきましたが、録画ボタンはどれっ?かたっぱしからボタンおしてみたら一時停止になっちゃった。

(やばいっ!先頭集団が帰ってきてるぞっ!!)

カシャッ ちがーーう!これは写真だぁぁっ!ええん、録画の仕方がわららん・・。

(やばいっ!あれ、師匠じゃん!)

あたふたする私。でも結局間に合わず。
しょうがないなぁ、とひとまず電源を切る。まじまじと観察してみるとあったあった、ありました。赤いぽっちりのついた録画ボタンらしきボタンが。

(よっしゃ、よっしゃ、このボタンや。んで、これが一時停止ボタンか・・・)

そうこうしてるうちに、再び先頭集団がやってきました。

カシャッ 
(あ、しもたー。また間違って写真のボタン押してしもたー)

そんなことをしているうちに、先頭はゴールしてしまいました。

(今日は師匠、遅くてよかったわ。早かったらまったく撮れてないところや・・・)

最後の最後に無事、師匠とK君の姿を撮る事ができました。まったくなにをやってもどんくさー

モトクロスはもう最後?

レースの後は、さっきの練習コースを2,3回走って帰ることにします。師匠がビデオで私を撮ってくれてたのですが、「あんまりにもなかなか現れないんで、途中でこけてるんかと思ってたわ」というぐらい遅い私。
でも怪我もなく、遅くっても楽しかった。初めて走ったモトクロスコース。「次回の目標はエンデューロコースを1人で走ること!」
そんなことを言ってると師匠に「次回はない!」と釘をさされたのでありました・・・。