黒大豆枝豆を求めて篠山ツーリング 2022/10/30 兵庫:丹波篠山
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丹波篠山へ黒大豆の枝豆を買いに行こう
天気はいいが気温は低い。単車に乗って走っていると寒いはず。でも日中の気温は上がりそう。 服装は迷った末、ウインタージャケットの裏地を外してきていくことにした。 中には長袖のサッカージャージと綿のパーカー。夕方寒くなった時ようにモンベルのフリースジャケット1枚突っ込んでいく。 下はもうタイチの冬もんパンツ。中にメッシュのスパッツ1枚履いている。 ブーツがないのでシューズだと足首が出て冬場は寒い。 ダートはそんなにいかないが、やっぱりブーツは欲しいな。どうせ買うなら林道も走れるブーツがいいか。 「篠山まで枝豆買いにジローで行ってくるわ」というとうちの師匠が「僕も行く」と。 待ち合わせは淡河の道の駅にした。ここからいまだによく道が覚えられない吉川エリアを制覇する。(できなかったけど) というわけで私が先頭。道を覚えるためね。 案の定、交差点で挙動不審になりながら曲がるところはバッチリ間違えて、 吉川の北側にある棚田の道(354号線)と桜の道(314号線)を抜けて立杭へと続く県道75号線にでた。 いつもならこのまま75号線でR175方面へ進み、立杭を抜けてデカンショにでるのだが、地図をみたら75号線に右折せずともそのまままっすぐ行けそうだ。 ダムの横を通って道なりまっすぐいってもデカンショにでる。 |
大川瀬ダム
そう思いながら右手方角をキョロキョロみながら走る。 しばらく行った先でダムが見えた。 このあたり果樹園になっている。みたところナシっぽい。
単車を止めてスマホで地図を確認。 この橋を渡って右に行くと県道141号線だ。141号線がデカンショにつながる。 せっかく停まったので写真を撮ろう。 ジローを橋の真ん中辺りに停めて写真を撮っていると 、 自転車に乗ったおじさんが1人でやってきて橋の真ん中の反対側に座ってオニギリを食べ始めた。 ええええっと。写真に入るんですけど。 しゃあなく移動。 ぜーんぜん人がこない。自転車でぶらぶらするにはいいかもね。車もほとんど通らないし。 |
黒大豆枝豆ゲット
去年の篠山のおばちゃんのところがもう終わってたらいけないので、保険にここでいっちょ買っていっとくか・・・。 停まる。 畑の中をつっきって看板の矢印通りにいくと、テントの下で家族総出で枝豆の鞘とりをしてはった。 おお、ここだここだ。 すごいてんこもり枝豆の山。せっせと枝を払い鞘だけにする作業をしている。 単車は下の道に停めて、テントまで歩いて行く。 作業をしていた一家のうち若いおねえさんがでてきて「1kg1600円」という。 枝がついていないものだったので、鞘だけで1kgということはかなりたっぷり入ってる。 2袋買いたいところをぐっと我慢し、1袋だけ購入。帰ったら即ゆでねば。
これで今日の目的は達成。さ、帰ろか(笑) |
黒豆の館へ
さて去年の篠山のおばちゃんの所まで行くぞ。 141号線をそのまま直進。途中で峠越え。好きな感じのくねくね細い道。途中で気になる十割そば屋を発見。 後で食べにこようかなぁ。 いつのまにか292号線になってた。大峠というところに展望台がある。今回スルー。 チラ見したら谷間から篠山の平野が見渡せた。また今度行ってみよう。 本当はここから丹波竜の里がある77号線に抜けるつもりだったが、どうやら曲がるところを行き過ぎてしまったみたい。 道なりにいくと36号線になって篠山まで来てしまった。 本当は途中で292号線は左折だったみたい。
というわけで、引き返す。 トイレ休憩のために黒豆の館に寄る。 ここでも黒大豆は売ってるが・・・・。どうせなら農家さんから直接買いたい。さっき買っておいてよかったよ。 ここには栗ポンがあったので、栗を買って帰ることにしよう。 これ美味しいから大好き。 試食もくれた。
ちょうど栗をポンするところだったので見せてもらう。 「動画とっていいですか?」と聞くと「いいですよ」と言ってくれたので動画もとらせてもらう。 「バンっ!!!」とすごい爆発音。でも動画に撮れた音はそんなにすごくなかった。 ポンする栗はゆでてない生の栗を使ってるそうだ。 水に浸けて皮をやわらかくしておいて、そのままポンするのだとか。 ポンの機械も栗専用に改造してあって特許をとってるらしい。 ただ栗をポンしただけなのに、とっても甘い。 ほくほくしていて美味しい。大満足。家族にもいいお土産できた。
引き返すんだったら、最初行くつもりで曲がりそびれた292号線を走ってみよう。 77号線の丹波竜街道をちょっと走ってから、丹波竜の里公園から292号線に入る。 ちょっと入口はややこしい。スマホの地図を見て確認。 いきなり山に入っていく。 車で来たくないなぁという感じの単車で走ると楽しい道。 傾斜の強い上り坂カーブをぐんぐん登っていく。 信州で修行したアウトインアウト意識ーっ!! |
ねじきそば
こんな山の中、来にくい場所にあるのに人気店なんだなぁ。 並んでるけど行ってみよう。 単車置き場にはスタンドの下に敷く板も用意されていた。 ツーリング途中にバイクで来る人が多いんやろうね。
名前書いてベンチに座って待つことにする。 今待ってるのは4組くらいかな?? 12時半。お昼時っちゃーお昼どき。 日曜日だし人も多い。
待っていると軽トラでおじいちゃんがやって来た。 「本日終了」の看板をみて「残念やな〜〜」と言っている。 なんでか私らの横にきて、話しかけて来た。 おじいちゃんの話によると、このお店は金・土・日しかやっていなくて、金曜日だと割と空いているが、土日はすぐに終わってしまうらしい。 店主1人できりもりしていて、朝、今日打つぶんのそば粉を挽いてそばを打つ。 その日の分のそばが売り切れたら営業終了。 そばも種まきから収穫まで自分でやっているらしい。 このおじいちゃんどうやらお店の関係者らしく、「枝豆が採れたから持ってきてあげた」という話をしていた。 中からお店の人がでてきて「あら〜〜先生。どうぞ入って」と言ってたので、何かの先生らしい。 そしてその先生の話によると、篠山では昔みんなお米を作っていたが、政府の減反政策によってお米からそばの栽培に変えたらしい。 そうすると政府から援助金が出たのだとか。 おじいちゃんも田んぼをやめて蕎麦を作り始めたのだが、実は蕎麦はシカの大好物で、初年度はシカに全部食べられてしまって収穫できなかったのだとか。 そして収穫できなかったので政府の援助金をもらう申請ができず、シカのフンの写真を撮ってシカに全部食べられてしまったことを証明し、 なんとか補助が出たという話をされていた。 だから篠山には蕎麦屋が多いのね。三田や篠山の田舎の方にいくと、十割そばの店があちこちにある。 みんな昔は米を作っていたのだろう。 そして三田の山の中でシカに遭遇するのも、シカが蕎麦の実を食べにくるからなのかぁ。 おもしろい話が聞けた。
炊き込みご飯やら天ぷらやらのついたセットメニューはもう終わりらしい。 単品ならできるということなので、おそばとかき揚げを注文した。 私はざるそば、師匠はあたたかいそばを注文。
ほんとに香りのよいお蕎麦で、かみしめると口の中にふわっとなんかさわやかな香りが広がる。 お蕎麦の香りってこんな香りやったんや〜〜と時間。 これは美味しい。 もちろん歯ごたえも良し。 だされたそば茶がまた美味しい。 そば茶もいい香りがする。 ただ香ばしいだけじゃない。 あぁ、美味しかった。また食べたい。 でも金・土・日しかやってないのかー。 近いといえば近いけど、車より単車で来たい場所。結構な峠道。 蕎麦を食べたら帰りましょう。帰りもほぼ行きと同じルートで。 道の駅淡河で解散。 走行距離200km。17時過ぎ帰宅。 |