城崎温泉と来日岳林道ツーリング DAY1

2022/05/23 兵庫県 城崎温泉

  • 本日の走行距離 : 188km
  • 本日の気温:21℃〜24℃
 
氷上集合昼すぎにて出発

城崎温泉の近くに良い林道があるという。山のてっぺんに豊岡市街が一望できる展望台があり、秋は雲海で有名な場所だとか。 ツーリングマップルを見てみると、フラットで走りやすいダートと書いてある。 南からのアプローチは舗装林道で北からはダートのようだ。 たくさんの人が雲海の写真を撮りに行っているのだから車でも走れる道なんだろう。

ちょうど兵庫県民割「兵庫を旅しようキャンペーン」が再開されたので城崎温泉泊りで林道と温泉ツーリングに行くことにした。 いつものMWI氏を誘って。

朝が弱いMWI氏との待ち合わせはいつもお昼頃。昼すぎに氷上に待ち合わせという。 出石まわってそば食べて行きたいんだが、城崎着くの何時よ??(笑)

とりあえず、集合遅めなので朝から家の片付けしていく。さっと掃除機かけてからでかける準備。 ツーリングバックはすぐ積めるようにベルトはもう荷台にくくりつけてある。 荷物といっても天気はいいし1泊だし、たいしてそんなに荷物はない。着替えと念のためのカッパくらい。 防寒具としてバーカーとウインドブレーカーを入れておくが、要るかなぁ・・・。

まっすぐR175で行くとだいぶ早く着きそうだ。ちょっと棚田に寄り道していこうか。 しかし棚田まで行ってるとちょっと時間がかかりそう。 遅れたらまたブツブツ言われるだろうから棚田まではいかずに手前でくるっと1周回り道してみよう。

回り道ルートを決めるために道の駅北はりまエコミュージアムでちょっと休憩。 ここから北はR175とR427がほぼ平行に北上していて、その間をつなぐ県道が何本かある。 走ったことがない道を行ってみよう。 決めたルートはR175の中央橋で左折して県道139号山南多可線を西へ行き、 R427に出てから少し北上して県道86号多可柏原線を東へR175に戻ってくるルート。 これくらいなら40分くらいでくるっと回れて、氷上にちょうど昼頃着くだろう。

11:30、道の駅を出て県道へ。車も少なくて走りやすい。春小麦の季節なのか、ところどころ金色の小麦畑がある。 田舎の風景と気持ちいい風を受けてのんびり走る。 今ぐらいが単車で走るのにちょうどいい。停まると暑いけど。

おや?まっすぐ行けば国道にでるはずだったのに、ちょっと思ったんと違う。 国道は左へいけと看板がいう。なんでだ?まっすぐ行ってT字じゃないのか??

とにかく突き当りまでまっすぐいってみることにする。多少道を間違えてもさすがに国道を越えてさらに西へ行ってしまうことはないだろう。

道なりまっすぐ行くとT字になった。が、国道じゃない。 んーーー。とりあえず北へ向かいたいので右折する。曲がったところにコンビニがあったので入って地図確認。 すると、国道の1本手前の県道にいるみたい。この道をそのまま道なりで86号線につながって、またR175に戻れるようだ。 よし、行こう。

走っていると曼殊沙華の里が見えた。おお、この道につながってるのか。 曼殊沙華の所来るときに、わざわざR427から来なくてもよいではないか。 これはいいことを発見した。今度から棚田行くときもこのルートを使おうっと。

12:30待ち合わせ場所の氷上のコンビニに到着。ヘルメット脱いでるとMWI氏もやってきた。 時間ぴったし。MWI氏より先に着けてよかったわ〜。 トイレ休憩してルートの相談して出発。

出石までの山越えで冷や汗

氷上から無料高速1区間乗る。有料の遠坂トンネルは降りていつもの峠道。 今日は遅い軽トラいなくて、MWIはスイスイいって見えなくなってしまった。 自分なりに頑張ってマイペースで走る。

峠を越えて9号線に出たところで、めっちゃ荷物をいっぱい積んだ新しいセローを発見。 セローにもあんな積み方できるんや・・・。 両サイドにも荷物積んでる。 ナンバーは横浜。テント積んで旅してまわってるんやな。 鳥取にでも行くのか、9号線をそのまま鳥取方面へ行きはった。 私らは線路の横の道に入って県道10号で出石方面へ。

出石方面と書かれた左の道に入ると急に細い山道。 これは車ではきついわ・・・。 単車でなら楽しい道。

しかし路面が荒れている。兵庫県の職員カーがウロウロしていて、どうやら荒れた道路の様子を見に来たみたい。 アスファルトはがれてたり溝があったりで結構状態悪い。

前を走れというので、前後交代。万が一こけたり谷に落ちたりしたら助けてもらうため。 道は1本道なので迷うことはない。ただこけずに走ればいい。

そいじゃー、と走り始めて、しばらく山を登っていくが後ろのMWI氏がなかなか来ない。 おや??私ひょっとして結構早い???(笑)

調子のって走ってるとトラップにはまる。 割とタイトな右コーナー。ちょうどいいところにぽっかり穴が開いている。 穴があるのは見えてるんだけど避けられずにはまってしまう。 アクセルあけてエイヤっと乗り越えるが、砂がアスファルト上にちらばってて砂で滑った。 ズルっとすべったが無意識に足出して立て直し。こけずにすんだけど冷や汗かいた。

そのあともくねくね。峠越えて下り道。なかなか来ないなぁMWI氏。ひょっとしてさっきのところでコケてんじゃ? そんなわけないかー。

降りてくると出石の街にでてきた。 「店やってるんか?」「開いてる店調べて来たか?」 そんなん、調べてくるわけないやん。出石やで。観光地やで。 どこでも開いてるやろー。

静かな出石の街で出石そば

そう思った私が甘かった。

時刻は14:30。お昼ご飯には遅い時間だが、そば屋が開いているならばこの時間でもやっているはず。 「ランチタイムだけの営業です」とか「夜は17時から開けます」とかはないでしょう。 しかし、そもそも営業している店が少なかった。 兵庫県民割がスタートしたって、やっぱりコロナの影響で閉めてしまった店が多いらしい。

ぐるぐる回って開いてそうな店を探すが、どこもかしこも閉まってる。 しゃぁない、検索するか。いったん停めてグーグル先生に聞いてみると、先の「茂兵衛」という店が営業中となっている。 評価も★4つ。よし、ここにしよう。

MWI氏が前を走るが、茂兵衛を通り過ぎてしまった。 停まって「ここやで」と教える。 隣に薬屋があって、そっちの看板の方が目立つからそば屋があるのがわからなかった。

車も停まってたので営業中なのは確か。ようやく出石そばにありつけるぞ。 ひさしぶりの出石そば。それにしてもこんなに店がやっていないとは・・・。

靴を脱いで座敷にあがる。 お客さんはうちらの他にもう1組。 まずは普通に1人前5皿。

お蕎麦美味しい。出石そばはどこで食べても同じだと思っていたが、MWI氏に言わせると店によって全然違うらしい。 私は白っぽい口当たりのつるつるするそばが好き。 田舎ソバはザラザラするのでどちらかといえば信州のそばの方が好み。 ここのお蕎麦はツルっとしていてコシがあり、割と好みな感じ。 もうちょっと追加であと2枚ほど行けそうだったが、腹8分目でやめておく。

雲海で有名な来日岳山頂で青空の景色を楽しむ

それでは城崎へ向かいましょう。 写真の先生に教えてもらった城崎温泉近くにある来日岳山頂へあがる林道を走りに行くのだ。 先生の話では「車でもあがれる道です。舗装路です。城崎から30分くらいですよ」とのこと。 先に宿にチェックインして荷物おいてから行こうかと思っていたが、出石でゆっくりしすぎて(そもそも出発が遅い)結構いい時間になってしまったので、 このまま先に林道走ってから宿に行くことにした。

この林道のことはあらかじめMWI氏に伝えてあったので、ちゃんと下調べしてきてくれたみたい。 ただ入口がよーわからん。いったん線路をくぐって細い道はいったら誰かの家の庭に出てしまってUターン。 道も工事中で本来通れる道が通れなくなっているみたい。 何回かUターンして入口を探しつつ、それらしき道にでる。

いろんな方面から来日岳に登るハイキング道がたくさんあって、来る人が多いのか小さな看板はちょこちょこ出ている。

林道入ってちょっとしたところ。 木漏れ日がいい感じ。 「今日今から登るんか?明日にするか?」と話をしていたら上から誰か単車で降りて来た。 手を振って停めて「上までどれくらいですか?」と聞くと「15分くらい」と。 じゃぁ行こう。

最初は気持ちいい木立の中の舗装林道だったのが、だんだん荒れてきて石がゴロゴロ。 カーブも斜度もきつい。 ちらっと、こかしてクラッチレバー折った時のことが頭をよぎる。 こんな感じだった。ほぼUターンに近い登りのカーブでエンストしたんだった。 今日はエンストさせないように気を付けて、自信ないところはローまで落として登っていく。 道も見通し悪く見えにくい。おおおおお〜〜〜こんな深かったんかぁ〜〜っ!て感じ。

そんなこんなで慎重にこけないように上がっていくと、ダートの分岐がでてきた。 これだな、北からのアプローチは。 明日ダートの方走ってみるかな。 ここから見える感じではそんなに荒れた様子でもない。 とりあえず今日はこのまま山頂まであがってみることにしよう。

そして山頂。 おお、ええやんか。 秋になればここに雲海が広がるのか。

写真撮ってたらMWI氏が「あの上に登って撮らないと」というので、高いところに登って撮ると確かにぜんぜん違う。 お天気最高!がんばって登ってきてよかったわ。

しばらく休憩して下る。下りも怖いがな。 石ころゴロゴロ滑るしね。リアブレーキと半クラ駆使して降りる。

先を走るMWI氏がいなくなった。道路に出たところで待ってるだろうと思ったのにいない。 あれー? しかも道なりに走ってたら踏切でてきた。 来るときに踏み切りなんか通らなかったぞ? これはヤバイ。道間違えた。でもどこで??来るとき1本道だったけど??

しょうがない、もうちょっと走ってみよう。きっとどこかで待ってるはず。 そう思ったら、なんとこの先通行止め。 工事中だった。 え〜〜〜〜〜っ。

Uターンして戻る。いったいどこで私は道を間違えたのか・・・。 来た道を戻っていると前からMWI氏が走って来た。 あれ?なんで? 私の前を走ってたのに?私どこでMWI氏を追い抜いた??

「この先通行止めやった、ところでどこで私は追い抜かしたん?」と聞くと、途中で脇道入って写真撮っていたらしい。 その隙に抜いてしまって、あろうことか道まで間違えている私。 いや〜〜、でもなんで間違ったんかな〜と思いつつMWI氏の後ろついて戻っていくと、線路越えた最初の地点で間違っている。 ああ、ここか。 そういえば来るとき最初に左に曲がったわ。 来るときは正面に看板が見えるから左に行けってのがわかるんだけど、帰りは道なりそのまままっすぐに来てしまって 看板にも気づかなかったのだ。

でも本来は私が間違った道で合っているらしい。工事してなかったらそのまま3号線に出て城崎まで行けたはず。 18時頃城崎到着。宿に入って荷物おいて、ゆかたに着替えて温泉へレッツゴー!

城崎温泉リベンジ

こないだ来たときに入れなかった鴻の湯行くで。 MWI氏にもう行くでーとLINEして、下駄をカラコロならして歩く。鴻の湯はいちばん端っこ。 まだ明るいので散歩気分で歩く。

それにしても人が少ないな。まぁ平日だけれども。 風呂が空いていていい。何人かいたけど、ガラガラで。これがコロナ前の観光シーズン中だったら風呂なんてゆっくり入ってられないだろう。 よく日帰りで城崎バスツアーなんて行くな(笑) 自分も添乗で「城崎温泉でたっぷり2時間おとりします。たくさん温泉入ってお買い物をお楽しみください」とか言ってたけどね。 2時間じゃぁ温泉も1つ、よくて2つくらいしか入れないな。

「そういえば城崎温泉の源泉ってどこにあるん?」

というわけで、見に来た。

温泉寺ってのがあるらしい。その手前に源泉があった。城崎でも温泉たまご作れるのね。 源泉の温度は81℃って結構熱いやん。温泉たまご作るには最適やね。

一の湯も前回洞窟風呂に気づかず普通の風呂しか入らなかったので、もう一回行く。 ははーん、洞窟ってこういう感じね。 大きな大きな洞窟でほぼ露天風呂。 想像していたのはもっとトンネルのような洞窟。 少々期待外れではあったけど、これで前回と合わせて城崎の外湯は全部入ったことになる。 どれがどれかは覚えていないけど、滝のある風呂がいちばんよかったな。

晩御飯ついてないのでコンビニに弁当を買いに行く。ここのコンビニは24時間営業ではないので、夜中の水分補給にお茶も買う。 前回来た時、夜に喉が渇いてコンビニに水買いに来たら閉まってて、地蔵湯のとこのコンビニまでかなり歩いた。 寒さにふるえながら(笑)。 なので今回はデザートも飲み物もみんなまとめて買っておく。 風呂上りのデザートにアイス。酒も飲もうかと思ったが、明日ダートを走るっぽいのでやめとく。

部屋で「元カレの遺言書」を見ながら弁当を食べる。ええわぁ。ゆっくりテレビ見てくつろげるなんて。 最初の方は間に合わなかった。結局篠田の正体わからんやん!(見てる人にしかわからん) 録画してるので家帰ってからもう一度最初から見よう。

夜中に滝のある御所の湯に入りに行く。 するとなんともう閉まってた。えええええ〜〜〜〜〜。23時までやってんのとちゃうん?? そう思ったら入場はそれより前に閉まるみたい。あたりまえか。 しょうがないので夜の城崎を散歩する。どこもかしこも閉まってるし、歩いてる人も誰もいない。 浴衣に下駄で夜中1人女性が温泉街を歩いてるってのもさみしい話で・・・(笑) なんとなくぶらぶら歩いていたら線路まで来てしまった。線路の工事やってて照明たいて作業員が作業してはった。 そのまま駅の方までいってみる。 また来るときのために駅近くにはどんなお店があるのかチェック。 基本、みんなお宿に夕食ついてるからご飯食べれるお店が少ない。 素泊まり派には厳しいなぁ。コンビニあるからいいけれど。

まえから気になっていた一棟貸しの宿も発見。地図で見てたらちょっと離れた辺鄙なところにあるなぁと思っていたが、 実際に歩いてみると駅から近いしそんなに遠くはない。 温泉からはちょっと離れてるけど、歩ける距離やし。 実際、温泉街の端から端まですでに2往復くらいしてるし。 ここにみんなでワイワイ泊っても楽しいだろうなぁ。