黒豆買いに丹波篠山へ

2021/10/18 丹波篠山〜西脇

  • 本日の走行距離 : 214km
  • 本日の気温:14℃〜18℃
 
今日から完全冬装備

ついこないだまで暑かったのに、急に寒くなった。考えてみればもう10月半ば。これくらいの気温で普通なのかも。 単車で走っていると体が冷えるので今日は完全冬装備。 長袖Tシャツにウインドブレーカー、そしてウインタージャケット。下はCW-Xにタイチのオールシーズンパンツ。 そろそろこれじゃぁ下が寒いかな。念のため、モンベルのフリースとワークマンで買ったダボダボのオーバーパンツも持っていく。

手袋はさすがにタイチの冬用のはまだ早いだろうと、この春に買ったコミネの秋冬用。 昼間はあったかくなるかもと思って、夏用メッシュのFOXグローブも持っていくことにした。 ヘルメットは新しいショーエイ。

今日はうちの師匠が前日に実家から単車を持ってきているので、朝から一緒に出発できる。 東方面に行くので実家に取りに帰るとなると反対方向になるので時間のムダやしー。

9時過ぎに出発。エンジンがかかりにくい。寒くなったからかな?ちょっと長めに温めておいて出発。 いつもの農業公園前ルートで行く。平日なのに六甲のめぐみに行く車が多い。 あそこは朝のうちにいかないと野菜がなくなるからみんな朝一に行く。 こないだMWIでオイル交換してもらいに行ったときにガソリン減ったままなので、いつものスタンドで給油する。 満タン。これで今日1日走れる。

淡河ルートで有馬富士のコンビニまでノンストップで行く。体が冷えてきて手がめっちゃ冷たい。 手の感覚がなくなってきてウインカー出しにくい。あかん、ホットの飲み物買って手を温めないと!

コンビニでホットのお茶を買ったらぬるかった。これじゃぁ手があたたまらん。 体が温まればマシになるかもと、持ってきてたフリースをもう一枚着る。これで体は暖かい。

永源寺の峠

49号線で有馬富士公園の横を抜けて北上。しばらく道幅もあるいい道だが、途中から急に細くなる峠越え。 もう何度か来てる道。こないだ1人で来たからもう庭? 細い道に入ろうとしたら、山から路線バスが降りてきた。こんな狭いところを路線バスが通ってるなんてビックリだー!

路線バスをいかせてから峠に入る。 「ここがこないだ鹿と遭遇した所やでー」と言いながら少し走ると、前に1人でお蕎麦とわらび餅を食べたお蕎麦屋さんがある。 今日は休業かな?と思ったが、よく考えてみたら営業は11時から。まだ11時になってないから準備中だな。

時間もまだ早いし、そもそも開いてないのでこのままスルー。また機会があればわらび餅食べに来たい。 お蕎麦はまぁ普通かな・・・。お蕎麦目的なら他の店がいいかも(こんなこと書いたら怒られるかもしれないが・・・)。 ただ茶そばなのでちょっと変わったものが食べたいならオススメ。夏は冷たい茶そばが食べれるのでいいね。

そのまま山を上がっていく。てっぺんらへんに展望台があるけどここもスルー。 展望といってもねぇ、あんまり展望開けてない場所やし。

下りに入って山を下りてくると永源寺、花しょうぶ園とかあるところに出てくる。 そこから先がまた細い道。車は大型車通行不可となっている道だけど、単車なら平気平気。

狭いところ降りて来ていい道になったら道路脇の畑に枝豆らしいものが植わっていた。 「これ、黒大豆ちゃう??枝豆やーー」とうれしがって写真撮る。 もうこの辺りから丹波黒エリアかな? 

国道372、通称デカンショ街道に出た。さてここから先は道がわからない。 交差点出てくるたびにいちいち停まって地図確認。 今日は私が先導なもので(笑)

いちいち停まって確認する私に苛立ちみせるうちの師匠。だってねぇ、わからんもん。 ここから先は来た事ないし。道知らんがな。

しかも丹波篠山市の城下町ど真ん中に入ってきてしまってよけいにわからない。なんかごちゃごちゃしてるなぁ・・・。 しかもスゴイ混んでる。駐車場に入りたい車は並んでるわ、歩道には人いっぱい歩いてるわでごっちゃごちゃ。 おお!「栗ポン」売ってる。買いたい、でも単車わざわざ停めて買うのめんどくさい。 やめとこ、今日の目的は黒大豆の枝豆だ。

このあと再び峠道に入る。しばらくコンビニもなければトイレもないので、スーパーでトイレを借りておく。 城下町を抜けて301号線へ。これが地図で見るといい感じにくちゃくちゃしていて楽しそうな道。 「フォレストアドベンチャー丹波ささやま」というキャンプ場みたいな施設があり、バスやら車やらが結構通る。 多紀連山という山の中。ちょっと雲行きが怪しいなぁと思ったらポツポツ降って来た。 山の中だからかもしれない。遠くの空は晴れている。

山深いしっとりしたいい所。カーブもたくさんあって今日も修行だ修行。 うちの師匠はあんまりしごいてくれないが・・・。甘やかし気味というより匙を投げた感じ??(笑)

この道ええわー。また来よう。でもこれから冬になったら道凍るな。春になって道が溶けたら走りにこよう。 そんなことを考えながら走ってたら峠を越えて山を下りてきた。 ポツポツ降ってた雨もやんで空が明るくなった。 しまった。峠道の写真撮るの忘れたわ!

三春峠

301号線から710号線に出てさらに北へ。 710号線入ってすぐくらいの所にいい感じの木のトンネル、そしてトンネル抜けた先に桜並木があった。 おおおお、ここは春にぜひ来たい!桜の時期は混んでるのかなぁ?

道幅広いキレイな道で、さっきの山道で写真を撮らなかったことを後悔。 どんな道走ってたかわからんやーん。 ってことで、なんにもないところで停まって撮影。たぶん710号線のどこか。国道9号線に出る手前だと思う。

国道出たら左、国道出たら左・・・とブツブツ呟きながら走る。 あんなに何度も左、左って思いながら走ってたのに、肝心の国道9号線がどれかわかってない。 で、9号線に出たときに「あれ?これどっち?」となる。 国道やからものすごい広い道路だと思い込んでたのだけれど、いざ国道に出てみると今まで走ってた道とそう道幅変わらない。 なのでこれが9号線だとは思わなかったのだが、今回は突き当りを左に行けばよかったのでとりあえず左にまがった。 そしてしばらく走ってると「9号線」の看板が見えたので、心の中でひっそり「よかったー、合ってたわ」と呟く。

雨はすっかりやんで青空になった。 9号線をちょっとだけ西へいって709号線をまたまた南下。 山の東側を北へ行って同じ山の西側と南下してくる感じかな。

ここから先は「三春峠」とツーリングマップルに載っている。 峠越えの前の記念撮影。いちおうジローとDRで来たよって写真も撮っとくか(笑) 派手よなー・・・この黄色・・・。

今からあの山へ向かいます。ミラーに写る青空がキレイ。 でもミラーに写る景色を写真に撮るのは結構難しい。自分の目では綺麗に見えるけど、それをそのまま撮るとカメラ構えてる自分が写る。 自分が入らないようにちょっとずれるとミラーに写る景色が変わってしまう。 なのでこれも「何撮った?」っていう微妙〜〜な写真。

「府道709号線」

ん?府道? あぁそうか。ここはもう京都府。 710号線から京都に入ってたのね。 というわけでこのあたりは府道709号線。 では峠へまいりましょう。今日は峠三昧♪

車では絶対に来たくない道幅(笑)。でも単車だと楽しい。

しめっぽくて苔むしてていい道だ。どっかで停まって写真撮ろっと。 そう思ってたらうちの師匠が「こんな苔むした道自分好きやろ?ボク嫌いやねん」と言う。 滑るから・・・だそうな。

それにしてもほっそい道。対向車もこなければ後ろから走ってくるバイクもいない。 いい季節なのにぜんぜんツーリングしてる人達と出会わないなぁ、山の中で。

冬は絶対に凍りそうなこの峠、「冬期凍結防止剤は散布しません」という看板が出てる。 凍るから走るなよってことやな。 それで車もほとんど通らないのかー。

ツーリングマップルには「峠付近は眺め良好」って書いてあるけど、どこにそんな眺めがあったっけ? いつのまにか峠を越えて下ってきたがな。

この辺でも写真撮ろうと思って寄せて停める。 これ前方の写真。

こっちが後方の写真。 ずっとこんな感じで杉木立の中の薄暗い道。 落ち葉もいっぱい、苔もいっぱい。 雨上がりは確かに滑るねぇ。

黒豆の館でランチ

今日のメインはさっきの峠道を走ること。それから黒大豆の枝豆を買って帰ること。 楽しい峠道は走り終えてしまった。 お昼ご飯は「黒豆の館」でバイキングランチにしようと決めていたのでそちらへ向かう。

黒豆の館っていうくらいだから黒豆料理がたくさん食べられるに違いない! 黒豆の枝豆もここで買えるに違いない! 期待に胸を膨らまし69号線から97号線で再び丹波篠山方面に戻る。 ぐるっと大周りに1周して、峠を3つほど越えて篠山に戻って来たわけだ。

97号線沿いも黒豆栽培の畑がいっぱい。まだ畑に植わっているということはあれはそのまま成熟まで育てて乾燥させて黒大豆になるんだな。 枝豆は先週解禁になってて枝豆としての収穫は2週間で終わってしまうらしいので、ちょうど今が黒大豆枝豆を買いにくるにはいい時期。

ペンギンみたいな顔したビニールハウス(?)が見えた。たぶんあの辺。 だけど入り口がわからず行き過ぎてしまった。 苦手なUターンで戻ってようやく到着。14時前。 ちょっと遅めのお昼ご飯になったが、ちょうどお昼時だとバイキングは混んでたかもしれないからこれでちょうどいい。

土日はランチバイキングは完全予約制だが平日は直接いっても大丈夫だった。 よかったーそんなに混んでない。

ビニール手袋を2枚ずつ渡された。バイキングなので料理を取るときは両手に手袋してくださいとのこと。 席について、ジャケットもフリースも脱ぐ。胸プロテクターも外す。あぁ薄っぺらくなってしまったわ(笑)

おお〜っ。黒豆ご飯美味しそっ! おかずは別に黒豆づくしってわけではなくて、普通におばんざい系のものがいろいろあった。 ひじきの煮物やら高野豆腐やら割とヘルシーなおかずがいろいろ。 あとは唐揚げとかかき揚げとかの揚げ物ちょっととって、黒豆煮があったのでこれもいっとく。 う〜ん、写真が茶色い!和食の家庭料理ってこんな色だよねぇ・・・。

制限時間は1時間。十分でしょっと思ったけれど、食べるのが遅いクセにデザートまで食べてコーヒーも飲みたい私には結構ギリギリだった。 デザートはプリンとかコーヒーゼリーとか、黒豆のロールケーキとか。 でももうランチタイムも終わりかけなので残り少なくても補充してくれない。 しゃあない、崩れたプリンで我慢するか・・・。ロールケーキももうちょっと黒豆いっぱい入ってるところが食べたかったな・・・。

デザート食べてコーヒー飲んだので枝豆買ってお土産買っていきますか・・・と思ったら、学生の団体様がやってきて売店が大混雑。 なんじゃこれ?修学旅行か??中学生か高校生くらいの子らの集団がいっぱいお土産の箱もってレジに並んでる。 レジも1個しかないので長蛇の列。あかん、これは何にも買われへん。 お土産はもうええわ。枝豆も売ってないしー。どっか道の駅でも寄ろう。

黒豆の館なのに黒豆の枝豆売ってないなんて・・・。それは到着が遅いから。 レストランの隣にお野菜売ってるところがあったけど、スッカスカ。朝のうちに売れちゃったのね〜。 枝豆買えなくて残念がっていると師匠が「さっき来る途中、畑の横のテントでおばちゃんが黒豆袋に詰めて売ってたで」と言う。 なにっ!!それはいかねば。もどらねば。

農家スタンドで丹波黒枝豆ゲット

私はそのおばちゃんのテントを見過ごしてたので、そこまで師匠に前を走ってもらう。 「まだ枝豆あるかな〜」ワクワク。

さっき黒豆の畑がいっぱいあるなーと思いながら走ってたところだ。 テントの下におばちゃんがいた。袋詰めしてる。まだ売ってる! よーし、これはいいぞ!生産者から直接買うのが一番いい。

テントの横にちょっと車が2台ほど停められそうなスペースがあったのでそこに単車を停める。 おばちゃんに話を聞くと枝豆の収穫は今週いっぱいで終わるらしい。よかったギリギリセーフ!

袋詰めされて売られている枝豆を見ると、大きなぷりっぷりの鞘。りっぱりっぱ。これはいいやつだ。 黒豆の枝豆に食べなれてしまうと普通の緑の枝豆食べたときにちょっと物足りないと感じてしまう。 黒豆はもちっとした食感で粒がとにかく大きいので食べ応えがある。香りもいい。

今しか買えないものなので、奮発して2袋購入! 1袋1000円したけど。 いっぱい買って帰って茹でて冷凍しておこう。

すぐ後ろが畑。 この畑で採れた黒豆ですよん♪ 念願の丹波黒の枝豆を2袋ゲットできて大満足。 ちなみに「丹波黒」はきちんと品種管理されていて、丹波黒と呼べるのは黒大豆の中でも3品種のみ。 なので「丹波黒」とその他の「黒大豆」は品種が違うのだ。 「丹波黒」の特徴は粒の大きさと丸さ、そして乾燥した黒豆は白い粉をふく。 昔はこの白い粉がカビと間違えられて嫌がられたこともあったそうだが、最近では丹波黒の証として認識されているという。

篠山から西脇へ抜ける36号線

ツーリングマップルを眺めていてもう一つ気になってる道がある。 篠山から西脇へ抜ける36号線。どうせ西方面へもどらなければならない。 来た道と同じ道を戻るのも面白くないので、どうせなら走ったことがない道に行ってみよう。 うちの師匠もこの道は通ったことがないという。

R176を少し走ってから36号線へ。 1個目の「36号線」の看板が出てきたがこれは東へ行くほうでこっちに行くとまた丹波篠山の城下町に戻ってしまう。 看板素通り、そのまま176もうちょい走って右へ曲がる曲がり角を探すがわかりにくい。 「ん?これかな?」と思いながら通り過ぎてしまった。でもやっぱりさっきのとこだーと思って停まってスマホで確認。 細かい曲がり角まではマップルには載ってないのでスマホでみないとわからない。 やっぱりさっきのとこだ。戻る。小さく「西脇」と看板に出てる。

ちょっと民家の横などごちゃごちゃした感じのところを通り過ぎたらのどかな田舎道になった。 車の通りも少ない。これはいい抜け道なんじゃないか? デカンショ街道は結構大型のダンプとかトラックも通るので、西へ抜けるなら1本上のこっちの道の方がいい。 さっきからちょこちょこコスモス畑に遭遇するが、コスモス畑で写真を撮りたいなぁ〜。

と思ったら、コスモス発見!!

うう、でも反対側。Uターンするか。ちょっと歩道に停めさせてもらおう。 歩道にジローを押し上げて、コスモス畑の真ん前に停める。

うわぁ〜電線が邪魔っ!でもこれは避けようがないぞ。 コスモスの花とジローのラインもなんかかぶってるし。 どうも今日は写真がどれもイマイチだ。 待たせちゃ悪いと思って焦って撮ってるからかな。(言い訳)

逆光でコスモスとジローも入れようと思ったが、かなり厳しい。 まったくジローが入らない(笑)

あきらめた。帰ろ。

苔むしたジメジメした道が嫌いな師匠は「この道ええな〜。こういう道が好きやわ」と言う。 ちょっと緩やかなカーブが続いて、道も広くて車も来ないので気持ちよく走れる。 しかし、ちょっと日が傾いてくると西に向かって走るのはまぶしい。 どうもこのヘルメットはバイザーの幅が狭いのか、バイザーの色が白いからなのか、めっちゃまぶしい。 前のアライはバイザーの裏が黒かったので光を吸収してくれてたのかもしれない。 それとバイザーがグラグラだったので、まぶしいときは手でガッ!とバイザーを下げればよかった(笑)

まぶしいので前が見えにくい。早く方角かわらんかな。でもひたすら西へ向かう。 ずーっといけばR175に出る。そしたらあとはよく知った道。 こないだ棚田米を買った「北はりまエコミュージアム」に寄ってまだ売ってたら棚田米を買って帰ろかなとも思ったが、 反対方向だったのでそのまま寄らずに帰った。

さらに枝豆買い足し

ずーっとR175を走り続けたので道の駅みきで最後の休憩。 そういえばコーヒー休憩とか全然してないな。せっかく甘いお菓子持ってきたのに。

ちょっとお店の中見に行ってみる。 すると、なんとここでも枝豆売ってるやーん!! しかも500円。だけど入ってる量が違うね。豆の大きさとかもちょっと小ぶり。 そして1つの鞘に豆が1粒しか入ってないものが多い。

それでもさらに2袋購入。これで枝豆4袋!! 期間限定とはいえ、いっぱい買ったなぁ・・・。

甘いもの食べて水分補給して帰る。神出あたりで師匠とお別れ。 いつものルートでいつものスタンドで給油して18時過ぎに帰宅。 行きたかったところは全部行けたし、走りたかった峠も予定通り走れた。 ランチも食べたし枝豆もいっぱい買えた。 帰りもそんなに遅くならずに帰ってこれたし、計画通りにスムーズにいったツーリング。 割と1人で行ける範囲も広がったし、知ってる道も増えてきた。 今日の峠はまた行きたいなー。今度はもうちょっといい写真撮りたい。

帰宅後。 ひたすら豆を茹でましたとさ(笑)

いちばん大きな鍋で3回に分けて茹でた。 これを袋に小分けして冷凍しておこう。 もちろん、1皿はすぐに食べちゃったけどね。