竹田城を見に立雲峡へ 2021/06/21 兵庫県 朝来市
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そういえば竹田城に行ったことがない
ツーリングマップルをぱらぱらめくっていたら「そういえばいっぺん竹田城を見に行ってみたかったんやった」と思い出した。 よし、竹田城を見に行くことにしよう。竹田城を見るなら向かい側の立雲峡がいいとMWI氏が以前言ってたな。 そこからならジローと竹田城が撮れるだろうか? 行先が決まったのでルートを考える。あんまり広い国道は面白くない。ペース早いのもイヤ、車が多いのもイヤ。 できたら1車線の県道か、なんなら車がぜんぜん通らない舗装林道の方が好き。時速30kmくらいがいちばん心地良いペース。 まずはいつもの松か井の水まで行って県道8号線から国道312号線に出るとしよう。 立雲峡はR312沿いなのでそのまままっすぐ国道を北上すればいい。これなら道に迷うことはないだろう。 今日は天気もいいし暑くなりそうなのでサッカー用のナイロンジャージにメッシュジャケットのみ。 でももしかして山の方は涼しかったり、帰りが遅くなって日が暮れたら寒いかもと念のためキャリアにリュックを積んで ジャージのジャンパーを1枚突っ込んでいくことにした。カメラはGR、買ったばかりの自撮り棒も忘れずに持っていく。 いつもの松か井の水までは道はもう迷わずに行ける。175号線はつまらんなぁ・・・。早くてええ道なんやけど。 農業公園の前通ってR175に出る。そのままR175を西脇まで北上。時間があればアネックス三木からゴルフ場エリア抜けて行ったけど、 今日は目的地がちょっと遠いのでまずは時間優先で国道を行くことにした。 国道427に入るとちょっと田舎。アジサイとジローの写真が撮れそうなところはないかとキョロキョロしながら走るが、 咲いてるアジサイは個人宅の庭先ばかり。道端にずらっと咲いてたりしないかなぁ・・・。 そんなことを考えつつ県道8号へ。大きなトラックが後ろからやってきてちょっとプレッシャー感じたので 用事はないが松か井の水で停まる。今日は水汲んでコーヒーやるわけでもないから素通りしようと思ってたのに。 いちおうアジサイ咲いてたから写真撮ってみた。でも思ってたんとちゃう(笑) |
ジローとアジサイの自撮り撮影タイム
国道312号にでた。右に曲がってあとはひたすら北上するだけ。まぁ田舎なのでちょっとした峠もあるし道も狭いところもある。 ヨーデルの森を過ぎたところにとつぜんアジサイ並木?が出現! おおお!これこれ。これを求めていた。脇に入っていってジローを停める。さて写真タイムだぞ。
平日だからなのかアジサイを見に来ている人も数組だけしかいなかった。それにしてもちょうど見頃。キレイに咲いてる。 神戸のアジサイはもう枯れかけてるもんなぁ。 色も青、紫、ピンク、白・・・と色とりどり並んでる。 こんなにええとこ、なんでツーリングマップルに載ってないんやろか? 田植えの終わった田んぼとアジサイ、季節感ばっちりのロケーション。
で、撮っては確認、撮っては確認の繰り返し。なかなか思うように構図が決まらない。ジローも自分もまったく写ってなかったり・・・。 そもそもセルフタイマー10秒でどんなフレーミングなのかわからないまま撮ってるから無理もない。 スマホの自撮りなら画面が見えるから位置の調整できるけど、コンデジは液晶が裏側なので見えない。 ううう、難しいっ。 なんとかアジサイと自分は入った。でもジローまったく見えてない。あ〜難しっ。 もうさんざん遊んだ。そろそろ次行こう。 |
立雲峡に到着
ローソンでオニギリ2個と食後の甘いものとしてたまごカステラを買った。さてこれで準備万端。 もう少しだ。「竹田城」の看板があちこちに出てきだした。竹田城は国道の左側だが、立雲峡は右側。 曲がるところにちゃんと看板出ていたので間違えなかったが、そんなに大きな交差点ではなかったのでぼーっとしてたら通り過ぎてしまいそう。 新しくなったキレイな道をあがっていくと駐車場があった。だーれもいない。車1台も停まってへんやん。 コロナがなかったらもっと観光客来てるやろーなと思いながら、なぜか端っこに停めてしまう。 だーれもいないし来る気配もないから、もっとええとこ停めたらええやんと自分自身で突っ込み。 一旦ジローを停めてからいったいどこから竹田城が見えるのかと歩いて見に行く。
ジローと竹田城(笑) かなり無理があるな。 行った者にしかわからんぞ。こりゃ。 写真を拡大してみても竹田城見えんかも。 でもジローはここに置いておくしかない。ここから先は山の中のハイキングコースを歩いて登って展望台に行くので、 ジローと竹田城を撮ろうと思ったらここしかない。ううむ・・・。 これにて目的達成か?? |
展望台までまさかのハイキング
しょっぱなから階段。その先もずっと階段。 ガエルネのブーツ履いてこなくてよかったよ。ブーツやったら第3展望台にすら行けなかったかも。
さっきの駐車場よりも竹田城がよく見える。だいぶ遠いけど、雲海の写真撮るなら確かにこっち側からだな。 自分が雲海の中に入ってしまっては雲海の竹田城は撮れない。 なるほどなぁ・・・。よく見る雲海の写真はみんなここから撮ってるのね。 まだ周りに木が多い。上の展望台に行ったらもっと開けてるのかもしれない。
ここでも下手くそ写真連発。まったく自分も竹田城も入らない。そもそも竹田城は写るのか???? 望遠レンズじゃないと厳しいなとわかっていつつ、チャレンジすること数十分。 もういい、上の展望台に行こう。
どうする?行くか?やめとくか? まぁあと5分だという第2展望台までは行けるな。 でもせっかくここまで走って来たんやし、ここで第1展望台まで行かないでどーする?という気もする。 25分と書いてあるけど、実際はそんなにかからないんとちゃうか? ということで第1展望台まで行くことにしよう。 第2展望台はベンチがなくて、そのかわりに段差がつけてあった。 座るところないやんと思ったけど、よく考えたら普段は雲海撮りに来るカメラマンでいっぱいになるはず。 なのでベンチつくらずにみんなが見えやすいように段差をつけてあるのか。 しかも十分三脚置けるだけの幅がある。
ちなみに、ここから見る竹田城は第3展望台から見えたのと大して変わらない。 上まで上がってきたからよく見えるというわけではなく、遠いもんは遠いし、ちっちゃいもんはちっちゃい。 だけど、周りに遮るものがないので雲海の中に浮かぶ竹田城を撮るならやっぱりここが一番良さそうだ。 ただし雲海を撮ろうと思ったらめっちゃ朝早くに来ないといけない。 しかも雲海が出るかどうかもわからない。
真ん中の山のてっぺん。小さすぎてわからない。広角じゃ厳しい。 ここでも自撮り頑張る。こんどはスマホを立てかけて画面を確認しながらセルフィ―。 それでもセルフィ―慣れてないので難しい。みんなうまいこと撮ってるのになぁ・・・。 一番下のベンチのある展望台まで戻ってオニギリを食べようと道を下りていくと、下から若い男の子がぜぇぜぇ息を切らしてあがってきた。 立ち止まってうつむいてぜぇぜぇ言ってる。 ええ〜っ?そんなにしんどいかぁ?大丈夫かぁ?? 「展望台もうちょっとですよ」と声をかけた。 するとあぁ良かったといううれしそうな顔をしたので、つい「でも竹田城に見え方は下と一緒ですけどね」と言ってしまった。 「そんなん言わんとってくださいよぉ〜〜〜」と泣きべそかいてるので 「あ、あ、でも木とか遮るものなんにもないから写真撮るのにはいいですよ、こっちの方が。望遠レンズじゃないと厳しいけど」 と中途半端なフォローを入れる。 「ありがとうございます。がんばって行ってきます」と上っていった。 じゃ私は下りてオニギリを食べるとしよう。第3展望台までいく途中にまた1人男性とすれ違った。 「ずっとこんな感じ(階段ばっかり)ですか?」と聞かれたので「上までずーっと階段ばっかりです」と言った。 こんどはいらんこと言わんかったかな?だって事実やし。 おじさんは苦笑いしながら上っていった。 展望台のベンチに座って遠くのちっちゃい竹田城を眺めながらのオニギリタイム。 なんだか贅沢な時間やわぁ。 ここまで走ってくるのに3時間半。山を登ってオニギリ食べてまた3時間半かけて帰るという贅沢な時間の使い方。 家にいると1分でも惜しいのに。 オニギリ食べ終わってツーリングマップルを見て帰りのルートを考える。 和田山まで出て遠坂トンネルを通らずに旧道の峠道を行ってみよう。カーブの練習だ。 それで国道427号線をそのまま南下してくれば175号線に合流するのでそれで帰ろう。 駐車場に戻るとジロー停めてるところにもう一台荷物満載のカブが停まっていた。 そしてさっきいらんことを言ってしまったお兄ちゃんがいた。 ジローを指さして「これですか?かっこいいですね〜」と言ってくれた。 ジローを褒められるとうれしい親バカ。「いやぁ〜〜〜そうですかぁ?ありがとうございます」と近寄ってってちょっと喋る。 なんでも豊岡の方でキャンプしてたんだそうだ。それでこんなに大荷物なんですね。 写真撮らせてもらってインスタフォローしあいっこして出発する。 |
遠坂峠でカーブ練習のつもりが・・・
またまたR312にもどって和田山方面へ。この9号線との交差点は覚えてるぞ。 そうそう、めぐみの郷があるところだ。あの店長まだいるのかな〜〜と思いながらこんな格好で寄って挨拶してもビックリするだろうから 店には寄らずに遠坂峠へ向かう。 ちょっとだけ9号線走って427号線へ。遠坂トンネルは有料。お金を払うのがイヤなんじゃなくて、峠道を走りたいので下道を行く。 だって今日はずっとまっすぐな国道ばっかり。ちょっとカーブの練習がしたい。 ところが、地元の軽トラが時速20kmくらいで前を行く。その後ろにワゴンが1台。 抜くに抜けない。ゆずってくれる気配もない。 さすがにこの速度はしんどいぞ、私でも。 ジロー、ガァァーーーーいうてる。 しまった。完全に失敗。峠に入る前にどっか停まって時間つぶしてからくればよかった。 峠に入ったら道をゆずってくれるだろうと思ってそのままついてきてしまった。 結局完全に峠を越えて下って来たところでゆずってくれた。 |
丹波こしひかりの中を行く
走っていると道端に白い花が咲き乱れている。 何の花かな?一瞬ソバかなと思って停まって見に行く。 近くで見てみるとソバじゃない。ハルジオンみたいな花だった。 それにしてもこんなに辺り一面咲きまくってて、ひょっとしてこれは特定外来種で丹波の自然が侵害されているのでは?などと考えてしまう。
家に帰ってからツーリングマップルをよく見てみると、私が写真を撮ったこの辺りに 「まっすぐに延びる気持ちいい道」と書いてあった。 なんにもないとこだけど単車で走ってると気持ちいい。 |
棚田を見に行ってみよう
国道427号線から千ヶ峰登山口の方へ。おめあては棚田だったのだが、途中にハーモニーパークというキャンプ場みたいな施設があって そこになんと風車があった。 意外な発見!しかも風車のすぐ下まで行ける。見上げると「SUBARU」と書いてある。 スバルって風車も作ってるのね〜〜。いやいや寄り道も楽しいな。思ってもみなかった発見がある。
そのまま道を走っていくと右手に棚田が見えてきた。結構高い石垣が積んである。 後で調べてみたら、日本の棚田百選のうちの一つで、岩座神(いさりがみ)の棚田というらしい。 急こう配に石垣を積み上げて作られた棚田が340枚あって、「棚田米」として近くの道の駅で販売されているのだとか。 そう聞くと棚田米食べてみたくなる。 収穫前の9月始め頃には一面黄金色の棚田を眺めながらお茶できる「棚田カフェ」が開催されるそうだが 去年はコロナの影響で開催されなかったらしい。今年はどうかな?
これはいくら自撮り棒を高く伸ばして撮っても無理だ。ドローンがいるな。
日も傾いてきて結構いい時間。今日は大満足。 竹田城も見れたしまっすぐな気持ちいい道走って偶然風車も発見したし棚田も見れた。 あぁ、遠坂峠は消化不良だったけど。 そういえばおやつに甘いもんと思って買ったカステラまだ食べてない。 どこかでアイスコーヒー買っておやつにしようかなとも思ったが、日暮れ前には帰りたいのでそのまま帰ることにした。 後はひたすら国道ばかり。来た道戻って18時前に帰宅。今日はよく遊んだ。 1人で行ける範囲もずいぶん広がった。ちょっとずつ知ってる道が増えていくのが楽しい。 |