独りで六甲山縦走ツーリング 2020/03/23 六甲山〜蓬莱峡〜有馬温泉〜つくはら湖
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六甲山へ修行しに行く
天気予報も降水確率0%。以前から走ってみたかった有馬から蓬莱峡を抜けて生瀬に出るルート。独りでちょっとドキドキだが、以前車で下見に連れてってもらったから大丈夫。走ってみよう。 じゃぁどっから行くかな。ツーリングマップルとグーグルマップをにらめっこ。いつもの淡河の道でもいいが、有馬に出るなら鈴蘭台抜けていくのがよさそうだ。平日だしそんなに混んでないでしょう。だいたいのルーティングができたところで、とあることに気づく。あ、平日だ!ということは六甲山バイクで走れる!! 六甲山は土日祝バイクで走れない道が多い。明石から宝塚に抜ける16号線はいつでも走れるみたいだけど。平日だから車も少ないだろうし、のんびり走ってても迷惑かからないからちょっと行ってみるとするか。 先月洗車してから一度も乗っていないジローはピッカピカ。調子よくエンジンも一発でかかった。いつものように出だしはちょっと不安定でエンストしそうになるが、想定範囲内。では9時過ぎて出発。日が暮れるまでに帰ってきたい。 |
平日の六甲山は誰もいない
まずは仕事でよく通ってたひよどり台を抜けて六甲山方面へ。16号線まで出ればあとはひたすら道なりに走ればいいだけ。独りで走ってて心細いのはあまり道を知らないということ。曲がる角の交差点名や道の番号は頭にたたきこんでから出発するのだが、走りながら看板見落としてたり、いつのまにか道の番号が変わっていたりして「あれ?」と思うことが多い。そんなときはすぐに地図を確認!スマホも新しいiphoneに変えたから充電は十分1日持つから頻繁に使っても安心。 しあわせの村を抜けてしばらくしたら六甲山方面へ右折。みんな車が右折レーンに入ってたので、それに続いてみたが、交差点の名前が憶えてきたのと違う。いや、ここじゃない。オートバックスがあるところのはず。(そういう覚え方) もう一度直進してしばらく行くと、ちゃんとオートバックスがあった。交差点名の看板が見えにくいが右折で止まってるときに振り向くと見えた。しかしなんだかほっそい道やなぁ・・・。この道であってるのかなとちょっと心細くなるが、方角てきにぜったい428に出るはず。六甲山に入る前に給油しておきたいと思っていたら、ちょうどガソリンスタンド発見。給油&道確認。道はあってる。もうちょっとで六甲山へ続く16号線にでる。
あとは道なりにいけばいい。とりあえず六甲山山頂まで行ってそこでちょっと休憩しよう、なんて思いながら走っていたら、すぐに森林植物園に出た。あれまぁ。森林植物園って単車で来たらめっちゃ近いのね。いつも三宮からバスで行くけど、ものすごく時間かかる。なんせ市バスのくせに1時間くらい走るからねぇ。こんどは一眼レフもってきて植物園で写真撮ろっと。今日は一眼もってないし、蓬莱峡や有馬にも行きたいので植物園はパス。 |
六甲山山頂まできました
確かにクネクネとはしてるけど、ほかに車がほとんどいないので完全マイペース。法定速度の40kmを超マジメに意識せずとも守っています。 そういえば、このあたり六甲山縦走ハイキングで歩いてたような・・・。ロープウェイで上がってきてから山頂付近をちょっと道路沿いに歩いたことがあった。有馬のロープウェイまで歩いたよな。
ちょうど停まった場所にあったホテルが解体工事されていた。立て直しかな?それとも経営破綻?? 山頂付近は平日にもかかわらず親子づれのハイカーが歩いてたり、自転車で走ってる人もいるから要注意。平日でもこんなんなら、土日はもっとうじゃうじゃいるな。六甲山は平日に走るに限る。 いやぁ〜六甲山山頂まであっという間だったな〜と余裕ぶっこいてたら、地図みたらここから先のほうが大変そう。道はくちゃくちゃ。それにまだまだ距離がある。 このまま16号線を道なりに抜けてしまうと逆瀬川に出るので、途中の82号線で北上し蓬莱峡を抜けて生瀬に出る計画。この82号線が土日祝は走れないのだ。 |
笑えるほどくちゃくちゃの82号線
気温もちょうどいい。グローブはもうメッシュでいける。六甲山は寒いかもと思って念のため冬用グローブとかもう1枚ダウンベストも持ってきてるけど、出番はなさそうだ。ちなみに今日の恰好は一応ウインタージャケット。裏のダウンもついたまま。パーカーと薄手のヒートテック。下は夏用の涼しいスパッツはいてオールシーズン用のパンツ。さらに上から防寒用のオーバーパンツはいてる。停まると暑いが、走っているとこの恰好でちょうどいい。今日は少し風もあるしね。 調子よく走ってどうやらそろそろ82号線に出そうな雰囲気だ・・・と思ったら、おっと左手に道がっ!!あれかっ?案内板には「山口」ってなってたけど・・・。でもこんなところで左に分岐ってことはこの道しかないな。ちょっと通り過ぎてしまったので単車を停めて地図確認。あ、やっぱりこれだ。 このもうちょっと先にトンネルがあるはず。でもこっちのくちゃくちゃ道を走ってみたい。トンネルもこっちの道も土日祝は無理なのね。六甲山から蓬莱峡に抜けるには平日に来ないといけないってことか。冬期は凍結のためこの先のトンネルを使えと書いてある。ふふふ、どんな道だろう。楽しみだ。
ふぅ〜。間一髪セーフ。よく写真撮りに行ってる間に勝手に動き出さなかったこっちゃ。あぁビックリした。これから気を付けよう。 では82号線まいります。初っ端からえらい登り坂。おおおお。カーブきっつー。でも誰もいないのでのんびりペース。カーブも楽しむ余裕あり。 くねくねとすごいカーブの登坂走っていたら対向車線に向けて立てられている「この先カーブ連続注意」の看板の絵があまりにくちゃくちゃすぎて思わず笑ってしまった。「どんな道やねんっ!」って走りながら突っ込む。写真撮りたかったがさすがにこのくちゃくちゃカーブで停まってたら万が一車が来た時に迷惑かも・・・と思ってニンマリしながら走りすぎた。(結局車はこなかったけれども) 遠くの方に蓬莱峡らしき景色が見える。うぅ、遠いなぁ・・・・。蓬莱峡ってなんで展望台とかないんだろう。停まって写真撮りたいのに。車窓からしか楽しめない。たっぷり写真を撮りたい方はハイキングで歩いてきてねってこと。 みつばち農園とか抜けたらのどかな集落にでた。畑には菜の花いっぱい。いや、あれはなんかアブラナ科の野菜が花咲かしてるな。りっぱなネギもたくさん植わってた。しばらく道なりに行くと船坂小学校前の交差点に出た。これ右折。そしたら蓬莱峡だ。こないだ車でさっと素通りだったけど単車ならちょっと停まって写真撮れるかもしれないとひそかに期待してるのだ。 |
やっぱり蓬莱峡は歩きに来ないと・・・
あとはこれを道なりに176号線に出るまで行けば生瀬。176にでたらコンビニあるだろうから、ちょっと軽食タイムにしょう。そろそろお昼も近づいてきた。 予想よりはるかにいいペース。もっと時間かかると思ったし、もっと道間違えると思ってた。あれ?と思ったら早めのルート確認が大正解。 なんか、だーれもいない青空の下の道が気持ちよくて、ちょっと端にジロー停めて撮る。そういやジローと景色の写真を集めてカレンダー作りたいんだった。あちこち行って写真撮りまくらなくては。
初めて見たときは素直にグランドキャニオンみたいだな〜と思いましたよ。規模がぜんぜん違うけど。緑深い山の中に唐突に切り立った岩肌が見えてきてちょっと異様な景色。 やっぱりハイキングしに来よう。ダメだ。道路からじゃ見えん!いや、見えてはいるけど写真が撮れん!もっと間近で見たい。 ちなみに、いちおうハイキングのルートも下調べしてある。宝塚から阪急バスがこの辺走ってて、バス停から歩いてずんずん山の中に入っていくんだと。道はわかりづらく、あちこちに道しるべの布がつけられてるのだとか。そんなわかりにくいハイキングコースをずんずん歩いていくと、さっき走ってた82号線に出るらしい。六甲山縦走路にぶち当たってそのまま宝塚へ抜けるコースだとか。 宝塚まで下りる道は結構ダラダラ長くてしんどかったのでもういいや。蓬莱峡まで歩いたら引き返してまたバスのって帰りたい。でもバスの本数が少ないんだろうな・・・。駐車場でもあればいいのにね。 というわけでロクな写真も撮れないまま生瀬到着。176をとりあえず右に曲がって宝塚方面にコンビニ探しに行く。ファミマ発見!!駐車場も広いや〜ん。ちょっとここでおやつタイム。マンゴー&ピーチのトロピカーナとクルミパンを買って駐車場に座り込んで食べる。イートインコーナーがあったのでそこで食べようとしたら、「イートインで食べる人は税率が違うので支払い前に言ってください」という貼り紙があった。もうすでに消費税8%で購入済みだったのでイートインコーナーで食べるのはやめた。 |
有馬温泉で炭酸せんべいを買う
おやつ食べて水分補給してトイレも行った。さて、戻るとするか。さっき走った蓬莱峡の道をまたまた引き返し、そのまま有馬温泉まで行く。有馬温泉ではクリーム入りの炭酸せんべいをお土産に買って帰ろう。こないだ宝塚で買った炭酸せんべいはクリームなしだったから。 蓬莱峡、反対からくるとよく見える。というか、進行方向に見えてるので見えやすいだけ。でも遠いのは遠い。さっきくちゃくちゃの道から曲がって出てきた船坂小学校前を通りすぎる。道はほぼまっすぐ。のどかだなぁ。車もいない。こんな時期(コロナウィルス騒ぎで)に有馬温泉宿泊客なんてほとんどいないだろう。
このあたりもハイキングで歩いたな。瑞光寺公園とか。人込みというほどではないが、それでも観光客はちらほらいる。ホテルのマイクロバスも走っている。へぇ〜、泊りに来る人いるんや。 ちょうど真正面に炭酸せんべいの老舗っぽいお店があった。まぁ、どこもかしこも炭酸せんべい売ってるけど。 ちょっと店先が広かったのでジローを停めさせてもらう。ちゃんとせんべい買うからね。ついでに道を確認。どこで間違ったのかなぁ?なんか手前で右にまがらないといけなかったみたい。走ってきた道でも間違いではないんだけど。こういう新しいバイパスみたいなのがあっちこっちにできてて、しらずにそのまま道なりに走ってると道を間違ったのかとヒヤヒヤする。
炭酸せんべい焼いてはる。フチにはみ出した部分をきれいにパリパリおとして、その落ちた部分が「フレーク」として格安で売られている。お菓子作りに重宝するのでよく買って帰るけど、今日は売り切れだった。それともお客さんが少ないから出してないのかな??これを溶かしたチョコレートとかで固めるとおいしい。アイスクリームのトッピングにもオススメ。 |
つくはら湖でジャマイカ人に話しかけられる
さて、有馬温泉からどうやって帰ろうかな?朝来た道と同じ鈴蘭台経由で帰ったら早いだろうけど、気持ちいいからもうちょっと田舎道走って帰りたい。てなわけで、いつもの淡河ルートで帰ることにする。 有馬口で右折して五社から506へ。「三木方面」という看板がちゃんと出てる。そして深谷交差点を左折。あとはいつもの道。この道はなんかのんびりしていて好き。そんなにきついカーブもなく、でもまっすぐでもなく、車が少なくてとても気持ちよく走れる。ただ、夏場に日が落ちてから走ると虫だらけになるので要注意。 道の駅淡河を左折し428へ。これもけっこうカーブの多い道。でも今日は車が少ないし、六甲山でだいぶカーブ走ったから平気平気。遅いのは遅いけど。 この道を独りで走るのは2回目。確か突き当りを右に行くとつくはら湖に行けたはず。まだまだ時間も早いので、つくはら湖に寄って帰ろう。
いや、違うな。サイクリングロードがあるので、ここまで車でやってきて、ここに車停めて自転車で湖周るんだ。だから湖の端っこに駐車場なんだな。 いちおう道を確認するために駐車場に入る。いちおう、ここまで来たよってことで写真も撮る。まったくどこかわからないけど・・・。 そんなことをしてたら大音量で音楽かけた車がやってきて無造作に駐車した。まぁ、車ほとんどいないしガラガラだからいいけど、なんかガラ悪いなぁ・・・と思ってたら、車から出てきたのは外国人。「Hi!」とにこやかに話しかけられたので、「Hi」と返したらしゃべりかけてきた。 ま、時間あるからべつにいいけど。もうそろそろ出ようと思ってたとこなんだけどね。なんかしゃべりたそうだからちょっとだけ付き合ってあげよう。英語の練習にもなるし。 んで、彼はジャマイカ人らしい。日本には14年すんでいて、シェフやらメカニックやらいろんな仕事をやっていたとか。今日はイミグレの手続きで宝塚まで行ってて、自分は玉津に住んでると。子供たちは3人いるけどもうみんな大きくなったと。短時間でだいぶ情報収集したぞ。で、やっぱりかそうきたかと思ったのが「電話番号交換しよ」って。電話番号教えるのはイヤじゃ。でもまぁ、LINEならいいよ。ってことでLINE友達になってしまった。ま、会うことはないだろう。「時々会わない?」と言われたが「う〜ん、それはむづかしいかもね。私忙しいから」と言っておいた。じゃあね〜。またつくはら湖でバッタリ会えばおしゃべりしましょう。 つくはら湖の前の道をまっすぐ行けば、いつもの押部谷へ降りていく道。あとはもう道を確認しなくともわかる。だいぶ道を覚えたなぁ。今日のコースは初めて走ったところも多かったのでまだ覚えきれてはいないけど、たぶんもう1回行けと言われたら行けるな。 平日にお散歩できることがあったら、今度は反対周りで走ってみたいと思う。428もいつも淡河からしか走ったことがないし、くちゃくちゃの82号線も反対からくると下り道。下りのあのカーブはちょっと怖いかも。 距離は大したことないけど、すごいいっぱい走った気分。写真も撮りつつ、お土産も買って、なかなか楽しい一日でありました。 |