師匠とタンデムツーリング

2018/11/21 兵庫県 小野市周辺

  • 走行距離 : 120km
  • 参加者 : たみたん、師匠
 
乗り方レッスンのためタンデムツーリング

先日ノーマルマフラーに交換してもらったジローですが、やっぱりまだ調子が悪い。音はずいぶん静かになったけどやっぱりまだ低速でガコガコするわぁって話を師匠にしていたら「ほなちょっと乗ってきてみるわ」と師匠がジローに乗ってった。家の周りをくるっとまわって帰ってきた後「確かに最初ちょっと気になったけど、乗ってたらそんなに気にならへんけどなぁ?乗り方が悪いんとちゃう?」だってさ。

「ほんなら乗り方教えてぇなぁ〜」ってなわけで、後ろに乗せてもらって乗り方をレクチャーしてもらうことにした。日頃から有給休暇が消化しきれず流れてしまうとブツブツ言ってたので、ぜひその有休を有効利用していただきましょう。

乗り方レッスンが目的なので近場でどこ行こう?と言ってたら、前に息子と歩きにいった小野アルプス見に行ってみる?ってことになった。そうそう、小野といえば「ひまわりの丘公園」が秋はコスモス畑になるらしい。といっても、もうとっくにコスモスは終わっているだろうけど、せっかくそっち方面行くならちょっと寄っていこうということになった。なので、まず最初の目的地は小野のひまわりの丘公園。

最近道を覚えて一人で走っていけるようになった農業公園前の道を走りながら、師匠が「やっぱ調子悪いな。いままでこんなに長い距離走ってなかったからわからんかった」と。なっ!なっ!ゆうたやろ??ちょろっと走っただけじゃわからんねん。しばらく走ってるとだんだん調子悪さが出てくるねん。

農業公園の前をまっすぐ行って175号線に出るちょっと手前で「ちょっと雌岡山(めっこうさん)行ってみよか」と寄り道。山の上に神社があるそうです。ちなみに雄岡山(おっこうさん)もあります。

山頂の駐車場にジローを止めて神社を見に行く。駐車場に一台も車が停まっていないと思ったら、今日は平日だった。そうそう仕事さぼってるのです私たち(笑)。

「神出神社」というのね。

あ!そうか!「かんで」はここから来てるのね。神が出る神社ということらしい。それで「かんで」と読む。なかなか由緒ある立派な神社のようです。

展望台があったので山頂からの景色を見に行くと、なんと平たいことか・・・・。いつも六甲山と海に挟まれてるところにいるので、この平らに広がる景色が妙に新鮮。田んぼが多いな。

くくりつけてあるおみくじがボロボロになっている。そういえばこういうおみくじってどうなるんだろう?年末とかに全部外して供養でもするのかな??

近畿自然歩道が通っててハイキングルートにもなっています。ジローで走りたくなるような道です(笑)。単車で走ってはいけません。たぶん。

ちなみに。この道を下っていけば東経135度の子午線を示す標石があります。

ひまわりの丘公園

それではコスモスの写真撮りにひまわりの丘公園へ行きましょう。

「もうコスモスは終わってるやろ〜」と師匠が言うので「枯れてるコスモスを撮るねん」と言って説得。お花畑行って枯れてるのとか落ちてるのとかばっかり撮ってる私。ついついそういうのに目がいっちゃうのよねぇ〜。

って、跡形もなく撤去されてるし!!

きれいサッパリ!

もはや、どこにコスモスが咲いていたのかすらわからない。実はこの公園にひまわりもコスモスも咲いているときに見に来たことがないので、いったいどこにそんな一面のコスモス畑があるんだろうと思っていたのだが、これではどこに咲いていたのかまったくわからない。よく写真で見るのではだだっ広く平らなところに一面咲いているので、こんなにきれいに畝にはなっていないと思う。ここじゃないのかも?と淡い期待を寄せて公園をぐるっと歩き回ってみたけれど、視界に一輪もコスモスが入ってこない。

師匠がおなかすいたというので、ここでちょっとおやつ休憩。お昼ご飯は小野のゆぴか温泉で食べる予定。この公園は平日なのに結構人が多いなぁ。駐車場にも車がいっぱい入ってくる。もうコスモスは終わってるのにねぇ。

紅葉が美しいカエデ並木?

師匠が「確かこのあたりにカエデの木が並んだ道があったはずやねんなぁ。紅葉がきれいかも」といって周辺をぐるぐる走る。小野駅を超えてしばらく行くとあったあったありました!

って、ここも枯れてるやんっ!!

葉っぱ全部落ちてるやんっ!!

今年は紅葉あかんみたい。あんまりきれくないぞ。赤くなる前に枯れて葉っぱ落ちちゃうのかな?

後ろの緑の木ではなくて、本来見たかったのはその手前にある枝だけになってしまったカエデの木です。みごとに枝だけになってます。冬を感じるぞ。

反対側に1本きれいな木を見つけました。まだ下のほうは緑色をしていて、黄色〜赤のグラデーションが絵画っぽくて美しい木。

この1本だけ紅葉していて周りの木は全部緑色。種類が違うみたい。

「この木の下にジロー停めて紅葉とジローの絵を撮りたいなぁ〜」とリクエスト。そしたら師匠が単車をまわしてくれました。

はい!紅葉とジロー。

ばっちり。

バリバリ逆光でちょっと撮影が難しかったのですが、がんばって撮りました!

いいじゃない、いいじゃない。これからいろんなところにいって「○○とジロー」シリーズ撮ろうっと。

そこでいいこと思いついた♪

あとで文字入れしてセローのポスター風にしよっと。

じゃーん!右側にスペース空けて撮ってそこに文字入れてみました。

なんか画像をリサイズしたらガタガタになっちゃったけど、わりとお気に入りの仕上がりです。

白雲谷温泉ゆぴか

それではそろそろお昼時なので、白雲谷温泉ゆぴかへ向かいましょう。

ここは小野アルプスの入り口。日本一低いアルプスだそうです(笑)

この温泉に車を停めてそこからハイキング道に入ります。いくつもいくつも低い山が連なっていて、いちばん西にある紅山まで行くと4時間くらいかかるコースなんだとか。

またいつか歩きに来ましょ。今日は下見を兼ねてハイキングコースの入り口だけちょろっと歩いてみます。上に展望台があるということなので、お昼ご飯前の軽い運動です。

入り口にあった案内板では展望台まで20分って書いてあったけど、5分くらいで着いた(笑)

どんな足であるいたら20分かかるねん・・・ってくらいの距離。

景色は・・・まぁ。低いですね、山が。さすが日本一!!

温泉併設レストランにて昼食。実は数日前から体調不良。のどがイガイガして咳がとまらず、寒気もするし頭がクラクラしてぶっ倒れてました。そんなわけであまり食欲もなくきつねうどんにした。かつめしとか食べたかったけど、また今度。小野アルプス歩きにまた来ると思うしね。

温泉も入れる用意はしてきたけど、寒さ対策でいっぱい着込んできたのでなんだかめんどくさい。それに師匠が「ボク、足湯してるからその間ちょろっとその辺走って練習してきたら?」というので、温泉入るのはやめて練習することにした。

鍬渓(くわたに)神社

じつは、さっき通った道でちょっと気になった場所がありました。神社の鳥居があってずら〜〜っと灯篭がならんでいた場所。フォトジェニックでいいなぁと思ってたのでそこへ行ってみることに。

よく場所を覚えていないのでそれを師匠に言うと、「ここ降りて左いって左」。

う〜ん、左行ってそのまままっすぐ行ってしまったみたいで道を間違えた。その先左に曲がったら工事中の橋にでて「この先通行止め」やってさ。押してUターンして、結局またゆぴかに戻ってきたら師匠は足湯の真っ最中。

ちょっと迷惑そうに「もう一回行ってき」というので、はいはい。

今度は降りたところを右に行ってみることにした。右に出れば鴨池のほうへ行くはず。右右右と曲がってくれば元の場所に戻ってこれるはずだから迷わなくて済む。

右に出てみるとなかなかいい道。車も来ない(笑)

ちょっと細いのぼり坂登り切ったら小さな集落に出た。ほっそい道で集落を抜けたら少し大きな道に出たのでそれを右折。しばらく走るとあった〜!!!!ここだっ。

「鍬渓神社(くわたにじんじゃ)」というらしい。

鳥居があって、その横に灯篭がずら〜っと並んだ参道がある。うーん、単車でも上っていけそうなきれいな道だけど、ここは行ったらあかんな。どっかに単車を停めて歩いて上るか・・・とエンジン切って歩道の隅に止めた後、もうちょっと先に駐車場の看板発見!!あっち側から登れそう。

もういっかいエンジンかけて登っていくと広い広い砂利の駐車場に到着。

うぉっ。テンションあがるぅっ!!

これこれ。さっき道から見えてたのは。すごいな。これに灯がともったらどんなんやろ。

近づいてよくよく見ていると、なんと描かれているのは鹿さ〜〜ん。

親近感わくわぁ。セロー乗りとしては。

階段上がると祠のところきれいに紅葉してる。

しばし師匠が待っていることを忘れて写真撮影に没頭する私。紅葉の葉っぱは裏から見るほうが美しい。表から見ると茶色く見えるけど、裏から見るとまっ赤っ赤。

ぐるっと歩いて見て回る。おじさんが一人写真撮りに来てただけで、あとは誰もいない。穴場だ!!

水みくじがあった。おみくじを水につけると文字が浮かび上がってくるやつ。

ついこないだ京都の下賀茂神社で見たところ。また水みくじに出会うとは。それとも最近流行ってるのかしら??

さぁ、写真も撮れたしそろそろ帰るとするか。

紅葉も撮れて満足満足。結構長居をしてしまった。

帰り道はこのまままっすぐいけばゆぴかの入り口に出るかと思いきや、T字路に出てしまった。あれぇ?どっちやろ?なんとなく看板が左手にあったので左へ曲がってしまう。

ところがこれが間違い。

さっき1回目に間違って超えてしまった踏切が見えて、あぁ反対だと気付く。引き返すためにUターンしなければ。ここで何を血迷ったか、Uターンにチャレンジしてしまったのが本日3度目の失敗。

Uターンは昔っから大の苦手。よくコケてたし、ぜったいにコケると思うからよけいにコケる。なので一人で走るときはUターンはエンジン切って降りて押すのが基本(笑)

しかし、何でか自分でもわからないけど、なんとなく「いけるんじゃね?」という気がして行ってしまった。んで、やっぱり進みだしてからいつもの恐怖感でアクセル開けれずやっぱりいつも通りの展開に・・・。

「ぐわしゃっ」という聞き慣れた音・・・いえ、あんまり聞きたくない音がした。はい、コケましたよ。でもほぼ立ちごけ。だって全然アクセル開けてないもん。ここで開けたら起き上がってくるってのは頭ではわかってるのに、なぜか「あ〜〜〜無理無理ぃっ、コケるぅぅぅ」て自分からコケにいってしまうのよね。この苦手意識を克服しない限り、Uターンはできません。今後一切Uターンはしません(笑)。押します。

さて。こかした単車はおこさねばならぬ。車がほとんど来ない場所ではあるが、いつまでも来ないわけではないので、さっさと起こしてどかねば。結構道のど真ん中でコケてる。

ジロー起こせるのか私??もうそんなに若くはないぞ。そして案の定、重たいやんかっ!!握るところないし。あかんな、はやくグラブバーつけてもらお。なんか起こすのにコツがあったはずだが、そんなのは忘れた。それにしてもよく山の中でコケてたけれど、あんな場所でよく単車を起こせたもんだ。今は無理。アスファルトの上で、しかも山に向いてコケてるのに起こすの大変。

なんとか起こせた。ふぅ〜ふぅ〜。息切れ。こんなこと1日1回しか無理。もう1回こけたらもう起こす体力ないわ。コケるのは1日1回までにしよう。いや、もうコケたらあかんな。ほんまに今後一人で走ってる時には一切Uターンはしません!心に誓います。

どうやらジローは無事のよう。ちょっとガソリンこぼれたくらい。よかったぁ〜無傷で。さてと。エンジンかかるかな??よかった。エンジンも無事かかった。ゆぴかはすぐそこ。こんなところでコケるとは・・・。あ〜あ〜無理せんと押せばよかったよ。後悔先に立たず。

ところで、今日の練習内容というのは、シフトチェンジのやり方。シフトダウンするときにちょっとアクセル開けてやるといいんだと。これがなかなか意識してやるのは難しい。意識しないで自然にできるようになればいいんだけど、そのためにはもっと乗らなくては。まだタイミングがどうもあってないらしく、エンブレ効いてしまう。スーっといつチェンジしたかわからんくらいにスムーズに変えられるようになりたいなぁ。

ゆぴかに戻ると師匠が待ちくたびれてました。「いやぁ、神社で写真撮ってて・・・」「そんなこったろうと思ったよ」「実はコケまして・・・」「え〜〜〜〜っ!!!?」

やっぱりまだまだ修行が足りませぬ。1からやり直し(笑)