美山ぶっとびツーリング (その1)

2005/07/17 京都府 美山周辺

  • 走行距離 : 270km
  • 参加者 : たみたん、師匠、N尾さん、N杉さん、I田さん、Yべえさん、Tあきさん
 
リアサス変えたっ。さぁ走りに行こう!

きのうセロオのリアサスを新品に交換した。ついでにフロントフォークも交換した。試走に行きたいな〜と思っていたところへタイミングよく「美山へ走りに行かない?」とのお誘いがあった。

美山といえば、去年台風の後に走りにいき、道が非常に荒れててとても楽しい思いをしたところだ。そこへ今度は新品のサスで挑むのである。新しいサスになって車高も高くなり、おしりがツンとなって「かっこいい♪」とウキウキの私。集合場所まで走っていく途中で師匠に「調子どお?」と聞かれ「うん。目線が高くなって気分いいよ〜」などと言っていたのだが、目線が高くなるということは足つきも当然のことながら悪くなっているということだ。「片足つけば乗れるでしょ」と誰かさんの影響で車高を戻してみたが、もちろん片足つけば乗れるというのはロードでの話だ。これからあの美山へ行こうというのに・・・。

道の駅三木到着は集合時間より約30分おくれて7時半。みんないつものメンバーで見慣れたバイクのはずなのに、毎度毎度、他人のバイクをのぞきこんではあーだこーだと話込む。私はみんなが話してる意味はわからないが、なんとなく一緒にまじって雰囲気だけ楽しむことにしている。

さて「他人バイク詮索会議」も落ち着きを見せたところでそろそろ出発。篠山をぬけて京都方面へ向かう。国道走るとさっそく眠気が襲ってきたのでコンビ二でコーヒーブレイク。目的地の美山についたのは9時半ごろ。

足つきの問題

林道入り口ゲートにて。

とざされたゲートをくぐって林道に入るのはよくあることだが、バイクを崖に落っことして自分だけ林道に入るのはあまり見かけないことだ。

今日はしょっぱなから、というか、まだ林道走る前からド派手にぶっとんだ。先頭のN杉さん、2番手師匠に続き、私もゲートの横の隙間をすり抜けようとしたのだが、まず立ち止まってみて足がつかない。「止まると足がつかないぞ」と思うと勢いですり抜けようとする。そして必要以上に思いっきりアクセルをあけてしまいご覧のような結果となる。

幸い谷はそんなに深くなかったのでバイクも助かった。私はというと、勢いよく通り抜け成功!と思ってたのに、とつぜんセロオがいなくなって体だけほおりだされて地面めがけてダイビング。このときに左膝と両手の平を強打するがなぜか笑いがこみ上げてくる。野球の試合だったらすばらしいスライディングとなったかもしれない。今日は最初からきっついなぁ〜(べつにたいした道ではないのだが・・・)と思っていたら・・・。

なんや。ゲート開くやんか!

それだったら最初から開けてよ。なんで私がコケてから気づくのよっ。

いや待てよ・・・。先頭があのN杉さんだからしょうがない。N杉さんはたとえゲートが開くとわかっていても、いやもしかしたらゲートが大っぴらに開いていたとしても、わざわざ難所を通る人間だ。そんな人が閉じてあるゲートを見て「このゲート開くんかな?」なんてか弱いことを思うはずがない!

どうでもいいが、このダイブはかなり効いた。おかげで一日中ひざこぞうが痛かった。4番手に走ってりゃよかったよ・・・。

リアサスの問題

なんとかゲートを通り抜け、気を取り直して発進。ところがえらい安定が悪い。ぐらぐらゆさぶられながらなんとかバイクにしがみつき、ある程度速度がでてきてやっと安定。やっぱり足つきが悪いと、林道、とくにガレ場で発進するのがむずかしい。ほとんどこけそうになりながらようやく走り出した。

しばらく調子よく走っているかのようだったが、とつぜんハンドルがふられバタン!「あれっ?あれっ?」なんでこんなところでこけるのかがわからない。いくら下手でも今までこの程度の道なら難なく走っていたぞ。そしてバイクにまたがりまたしばらくしてバタン!・・・・どうも調子がおかしい。走り出してから3連チャンでこけているではないか。体力消耗し、すでにヘトヘト。だから余計にこけやすい。

あまりになんでもない所でこけまくって少々へこみぎみの私。そこへN尾さんが「リアサス換えたとこやから走りにくいんやろ。まだサスも硬いやろ」と救いのお言葉。そうだそうだ。これはリアサスの問題だ。もっと走ってやわらかくなったらこんなことにはならないぞ!(ほんとか????)と自分にいいきかせ、「今日はしゃあない」と割り切ることにした。

その後はなんとかこけずに走りきり、林道の出口にやってきた。そしてここにもゲートが。今度はバイクから降りてゲートが開かないか見に行く。でも開きそうにない。

しかたなく押して通ることにする。今日のメンバーは私が「ゆっくりアクセルをあけることができない」ことをよ〜く知っているので、「ゆっくり来いやー。」「ゆっくりあけるんやでー。」と見守ってくれている。頭の中ではわかってるんだけどね、バイクが勝手に飛んでいってしまうのよ。だけどここは無事に通過。ふぅ〜っ。

本日の面々




たみたん、Yべえさん、N尾さん、I田さん




Tあきさん。どっち向いていくんですか〜っ




余裕しゃくしゃく、ゲロリストN杉さん。
これから先、がけ崩れの道をめざしてまっしぐら〜




N尾さんは師匠のDRに乗っている。師匠が「ちょっと貸して」とN尾さんのバイクを奪ってしまったのである。
あとはカメラマンの師匠あわせて7名。ちょうどいい人数だ。