紅葉見頃!小豆島ツーリング

2004/11/14 香川県 小豆島

  • 走行距離 : 197km
  • 参加者 : たみたん、師匠、N尾さん
 
ツーリング中止

本日はオンロードツーリングで小豆島に行く予定。集合は朝の7時。気合いれて5時に早起きしシャワーをざっとあびます。寒くなりそうなので、たくさん着込みます。前回大活躍した「も○ひき」と「バ○シャツ」再び登場!それに加えて、きのう買ったばかりのおニューのフリース。モンベルのアウトレットショップで通常価格で購入です。

「急がないとまた遅刻するよぉっ!」と大急ぎで朝ご飯をたべていると、なんと
「本日のツーリングは天気予報で雨とでたので中止です」
との連絡。
ガーーーン!せっかく早起きしたのに・・・。

師匠と「どうする?せっかく早起きしたからどっかドライブでも行く?」と話しているとN尾さんから「オレは行くでぇー」というメール。
天気予報には何度もだまされてるし、午後から雨という予報ですが、なんとかもちそうな感じ。それに「雨ふってきたらカッパ着たらいいやん!」(破れてるけど)というわけで、「ほな行こかー」と小豆島へ出掛けることになりました。

3人だけならゆっくり行こうと、集合時間を変更しN尾さんと8時半に待ち合わせ。集合場所に行く途中で前を走る師匠を見失い、いきなり迷子です。
「うーん、さっきの竹やぶを出たところでどうやら間違ってしまったらしい・・・」途方にくれる私。
いつも曲がり角のところでは、遅い私を待っててくれるので、姿が見えないということは「まっすぐいけ!」ということなんだと思い、ひたすらまっすぐ来たのですが、あまりにも姿が見えないので心細くなって停まって電話することにしました。

「トゥルルルル・・・」
走ってて電話とれないかなぁと思いながらかけます。動揺してたのかヘルメットをとるのを忘れて電話してる私。
「あ。ヘルメットぬがなしゃべられへんわ」とワン切りして再度かけなおします。
走ってて気づかないかも・・・と思ってたら2回くらいのコールででてくれました。

「もしもし。いまどこっ?」(少々キレ気味の師匠)
「わからん。明石ってのが見える」(明石にいるから当然です)
「そこで待っとって。行くわ」(めんどくさそうな師匠)

ということで、しばらくすると師匠の黄色いDR−Zが見えてホっとする私。やっとのことで集合場所についたらN尾さんは(いつものごとく)とっくに来ていて朝ご飯食べてました。

楽しい船旅 小豆島フェリー

小豆島フェリーに乗るために姫路へ向かいます。姫路から小豆島の福田港までバイクは片道2360円(750cc未満)です。けっこう高い!明石〜淡路島間のたこフェリーとはエライ違いです。
ちょうどフェリーターミナルに着いたら船が出るところでした。大急ぎでチケット買って乗り込みます。
9:45発のフェリーに乗船です。

小豆島までは約1時間半。船の中は割と空いていてソファーにどっかり腰かけて約1時間半の船旅を満喫。「着いたらまず昼飯やねー」とここで小豆島に着いてからのルーティング。実はなんにも考えてなかったのです。まぁ、小豆島は1時間くらいで周れるらしいから、特に考えなくっても島中全部まわれるでしょう。


「とりあえず紅葉を見に寒霞渓」
「飯はやっぱりそうめんか?」
「寒っ!せめてにゅうめんやろ」
「マル金しょうゆのしょうゆソフト〜」
「サル山もあるでー」

などとしゃべってるうちに小豆島に到着です。

行ってきま〜す!

寒霞渓で紅葉狩り

島に降り立ってからまずは観光地「寒霞渓」を目指します。島をぐるっと周っている436号線で少し南に下り、峠越えルートの29号線で山頂にある「寒霞渓」に向かいます。
寒霞渓に着くと観光バスがいっぱい!そして観光客もいっぱい!さらにはレストランも団体予約でいっぱい!
公園があったので「しまったぁ!こんなとこで食べれるやん!弁当持ってくればよかった〜!!」とくやしい思いをしながら、きつねうどんといなり寿司が本日の昼食。なんだかやけに「おいなりさん」づいてるメニューです。
ちなみにうどんは500円、いなり寿司は3コセットで300円。うどんはシコシコしてておいしかったし、七味をたっぷり振れば体があったまります。
ちょうど展望台の近くにあった木が真っ赤に紅葉してました。どう?きれいに撮れてるでしょ?

そして断崖絶壁に立ち、カメラマンと化すN尾さんの姿。
ここにはロープウェイもありますが、本日は団体ツアーで貸しきり状態。
最初は「ロープウェイ乗る?割引クーポン持ってきてるで」と言ってたのですが、とってもそれどころじゃない状況でした。

世界一狭い海峡へ

ツーリングマップルを見ていると「世界一狭い海峡」というものを発見!「これはぜひ行かなくちゃ!」と島の西の端っこにある土庄へ向かうことにします。
寒霞渓から土庄までぬける26号線も紅葉がきれいでした。途中「サル山」として有名な「銚子渓」を通るので、そこでぜひ写真を撮ろうと思っていたのに、気づかぬうちに素通りし、あっというまに土庄に到着。
そういえば途中で道に飛び出してきたおサルさんが一匹いました。手になんか持ってるぞ?と、よくよく見たら、カキ食べてました。
ここのサルも箕面のサル同様に凶暴らしく、N尾さんの「サルを見かけたらぜったい目を合わすな!」という警告どおり目だけは合わさぬよう注意。

そして世界一狭い海峡も気づかぬうちに素通りしてしまったようです。さすがコンパクトな小豆島!予想よりはるかにあっという間に目的地に到着してしまうので、油断なりません。
過ぎてしまったと気づいて、再度地図で確認。「引き返すくらいなら一周まわってこよか」とぐるりと一周まわって海峡にもどってくることにしました。

ギネスブックにも載っている「世界一狭い海峡 土渕(どぶち)海峡」の上で記念撮影です。ちなみにこの海峡の幅は9.93mしかないそうです。

この橋のすぐ向かいにある土庄役場で「世界一狭い海峡横断証明書」というものを発行してくれます。今日は日曜日なので役場は休みですが、裏口の「休日・夜間受付」窓口で日直の人が発行してくれました。
日付と名前を記入しているところです。一枚100円。この証明書はポストカードになっています。(切手が必要です)

うまい具合に役場のお隣が郵便局。
「これは出して帰らなきゃダメでしょう」
郵便局も日曜日なので閉まってますが、入り口に切手の自動販売機があります。ここで切手を買ってメッセージを書き、自分宛てに送ります。

郵便局のポストの上でカキカキしているところ。
ちなみに師匠は左利きです。

小豆島といえば「オリーブ」でしょう

今日のツーリングはいつもと違います。すっかり観光気分。ポストカードまで出しちゃってますよ。
次は道の駅「オリーブ公園」へ行って「エキストラヴァージンオリーブオイル」をゲットするぞ!と436号線に戻ります。
小豆島にも道の駅があるの?と思ってましたけど、実は3つもあります。その1つが「オリーブ公園」
途中でもうひとつ「小豆島ふるさと村」という道の駅の看板を見かけましたが、それはすっとばして、オリーブ公園の方へ行きます。

ここに来たもう1つの目的がコレ。

オリーブソフト 

ここにはハーブ園もあり、オリーブの苗も売ってたので買いたい衝動にかられましたが「どうやって持って帰るねん?」という素朴な質問に「うぅ〜む」と断念!
売店にはいろいろとお土産ものの試食ができるようになってたので、ここでオリーブ食べまくりです。オリーブチョコレート、オリーブの砂糖漬け、オリーブクッキー、オリーブの漬物・・・などなど。結構はまったのが「オリーブの砂糖漬け」。買わなかったけどねっ!
オリーブソフトはオリーブの葉っぱを粉にひいたものをソフトクリームに混ぜているそうで、ほのかにグリーン色をしています。ちょうど買いに行くとおねえさんがゴマスリのようなものでオリーブの葉を粉にしていました。1つ250円です。

道の駅スタンプラリー

この道の駅で「道の駅スタンプラリー」なるものを発見!
関西版は先週美山へ行ったときに寄った道の駅にポスターが貼ってあったので、「スタンプラリーやる?」とか言って盛り上がってたのですが、四国版もあったとは!
迷わず買います。スタンプラリー台紙100円。

そういえば、さっき道の駅すっとばして来たよなぁ〜?

と、いうわけで戻ります。
「道の駅ふるさと村」までスタンプを押すためだけに引き返します。そこにあった食堂のそうめんを見て「うまそー。今度きたらここでメシにしよな!」という、とってもそうめん食べたそうなN尾さんをよそに出発。
「ホンマにスタンプだけ押して戻るんかいな・・・」
「次はしょうゆソフトや!」

小豆島といえばやっぱ「しょうゆ」でしょう

と、いうことで。
やってきました「マル金しょうゆ」
ここは記念館になっていて、工場見学ができます。私達は見学しませんでしたが、ここも観光バスがいっぱい。「工場見学+おみやげ買わされる」パッケージツアーの団体客たち。工場見学という名のもとの土産物販売です。
売店がレトロでいい感じだったので、その前にバイク停めて写真とってみました。残念ながら私のセロオは裏に停めてしまったのですねぇ。でもセロオだけ極端に背が低いから、いない方が絵になってるのかも・・・。

そして押し合いへし合いして土産物をあさる団体客よりひと足お先に、お目当ての「しょうゆソフト」をゲット。
ツーリングマップルに「珍味」と紹介されていますが、果たしてその味やいかにっ!?

こちらも1つ250円です。味?それは小豆島へ行って食べてみてください。

夜光虫のイルミネーション

さて、観光名所はある程度抑えたし、紅葉も見たし、ソフトクリームも2個も食べたし(仲良く半分こずつね。ひとりで2個も食べたらお腹こわすよん)小豆島を満喫して、フェリーターミナルへ向かいます。
今回の小豆島ツーリングは観光度が高かったですねぇ。まるでこのツーレポも「小豆島観光ガイドブック」みたいじゃないですか?(そんなことはない!)

最後にすばらしいおまけが!
帰りのフェリーも団体ツアー客に占領されていて、座る場所がなかったので甲板にでました。海風を受けながら外の景色を眺めていたN尾さんが「来てみー。夜光虫が見えるで」と言うので、見に行ってみると、なんと!美しいブルーの光が海面に広がっています。

「うわぁぁ。きれいっ!こんなの初めて見たわー」
「これは夜光虫っていってな、微生物が刺激を受けると発光するねん」
「へぇ〜。」とN尾さんの知識に感心する2人。

私達3人は夜光虫に感激して盛り上がっていたのですが、他には誰も海を覗き見る人なんでいません。おそらくこれに気がついたのは私達だけだったでしょう。せっかくこんなに美しいものが見れるのに、もったいないなぁー。(私もN尾さんに教えてもらわなかったら気づきませんでしたが・・・)

そこで夜光虫について調べて見ました。
夜光虫とは大きさが約1ミリ程度の原生動物鞭毛虫類で、刺激を受けて波うち際などで発光します。初夏から秋にかけて見ることができますが、好条件が重ならないと見れないため、見た人はラッキーなのだそうです。分裂によって増殖し、春から夏にかけて内湾や沿岸地域で発生します。大量に発生すると赤潮となりますが、この赤潮には毒性がありません。
参考資料
夜光虫
見る:夜光虫

結局雨は一滴も降らず、気温もそんなに低くなく、素晴らしいツーリング日和でした。いろんなところもまわったし、紅葉もきれかったし、めずらしい夜光虫まで見れて、満足満足。
今日、ほんとは参加予定で来なかった人達、残念でしたねぇー・・・。