ホタルを見に

2004/06/13 兵庫県 八千代町  
  • 走行距離 : 85km
  • 参加者 : たみたん、師匠
 
ホタルを見に行こう!

ホタルの季節がやってまいりました。去年も見に行ったのと同じ場所へ今度は単車で出掛けようということになりました。
今日はナイトランに挑戦です。

5時過ぎに明石出発。まだ外は明るいですが、この時期のこの時間帯はムシが大発生して、ヘルメットに激突、激死したムシたちの死骸がいっぱいです。
どこからはいってきたのか、メットの中まではいってきて大変!
走りながらシールドをあけては顔をかきむしる作業を繰り返し、ホタルの町、八千代町へと向かいます。

ダートは遅いね

そういえば、このコースは私の初ツーリングで走った道と同じです。川沿いにちょっとしたダート、砂利道を走って、田園地区を抜けるとホタル鑑賞の目的地です。
前回はさらにさらに山へと林道をめざして走りつづけましたが・・・。

以前走ったことがあるということでちょっと自信も湧き、ダートも以前より思い切って走ります。それでも後で師匠に「ダート入ると、途端にスピード落ちるなぁ?」といわれてしまいました。
ワダチができているので、真中に乗り上げるとすべってしまいそうでこわいのです。溝をはみださないようにと走っていると、どうしてもスピードが落ちてしまいます。
いっそのこと一度ずっこけてしまったほうがふっきれて、もっと思い切りよく走れるものなのかもしれません。
今までのところ、まだセロオは無傷です。

ホタルの光

到着しました。出発して一時間くらいでしょうか。今日はツーリングというほどの距離ではありません。夜のお散歩、といった感じでしょうか。
まだ日は落ちてなかったのですが去年よりもあきらかに人手は多くなっています。ホタルブームなのでしょうか。最近はバスツアーなども出ていて現地に住む住人は結構迷惑してるそうですね。ごみは持ち帰りましょう。

「ホタルいるかなー?」ドキドキしながら目を凝らしてよく探してみると、いますいます!川をはさんで向こう岸、水面近くにチラッチラッと光ってます。
師匠が教えてくれました。「水に近い方がメスで、上のほうにおるのがオスやねんで。」
なかなかの物知りです。博学です。ムシ博士です。と関心していたら「去年見に来たときにボランティアでガイドしてたオジサンが言ってたやんかー」といわれました。
なるほど。でもそれを覚えてるところがスゴイ!私はすっかり忘れてましたから。

今日はホタルをデジカメで撮るぞ〜と三脚も持参して気合いがはいってます。カメラの説明書まで持参です。(バルブ撮影の使い方がわからなかったため)
はたして撮れてるんでしょうか?周りは真っ暗でカメラがどこをとらえているかもさっぱりわからず、ファインダーを覗いてもまったくなにも見えず、モニター見ても液晶画面が明るすぎてホタルの光なんて見えやしません。いったいどんな写真がとれているのでしょうか?予期せぬものが写っていそうで非常に楽しみです。

絶叫のナイトラン

さてホタルを見てロマンチックなムード(?)を楽しんだ後は闇の中をエッチラオッチラ帰らなくてはなりません。
夜走るのは初めてです。エンジンかけると昼間でもライトはつきますが、なんせ周りが明るいのでライトの明るさはいかほどなのかいまいちわかりませんでした。
いよいよこのセロオのライトの威力が発揮されるときがやってきました。
2台のSerowのうちこちらを選んだ理由の一つに「こっちの方がライトも明るい」と言われたのもあったので、しっかり活躍していただかなくては困ります。

それにしても、やっぱり昼間と比べると夜は走りにくい。対向車のライトはまぶしいし、師匠の姿はみえず、赤いちっちゃなテールランプが見えるのみ。ちょっと離れようものなら、たちまち闇に消えていってしまいます。
それになんといっても寒い!こんなに寒いものだとは思いもよりませんでした。
手がジンジンして感覚がなくなり、「うおぉぉぉぉっ!さっぶぅぅぅぅぅぅっ!」と絶叫しながら走ります。
この時期でこんなに寒いんだったら、冬に単車なんて乗る気がしません。いまのうちにイヤというほど乗っておこうと硬く決心するのでありました。

問題の石段

今日も無事に帰ってきました。そして待っているのはあの石段。
前回トライしたけれど、途中でギブアップしてしまって、まだ課題として残っています。「今日こそはこの石段を登りきる!」と決意。

まず車がこないのを確かめて、まっすぐ突っ込めるように大回りして・・・。

エイヤッ!

出来ましたっ!出来ましたっ!師匠にも誉めてもらって、今日はこれで大満足です。やったやったー!やればできるぞ!