たみたんモトクロスコースデビュー

2008/12/06 アネックス三木

  • 走行距離 : ???km
  • 参加者 : たみたん、師匠、MWI氏、MAX君、K瀬さん、FJ君、S野さん
 
コースに走りに行こう

以前から「コースに行って8の字の練習をしたい」といい続けていたワタシ。念願かなって今日は三木のアネックスへ行くことになった。師匠の新弟子2人(FJFJ君とS野さん)もコースでビシビシしごかれる模様。

何年も乗っていない師匠のCRも久しぶりの登場。そしてもっともっと動かしていないDRのレーサーも持っていくという。これはS野さん用。ドミネーターじゃぁコース走るには重たいからという理由らしい。そんなわけで、CRをホビオに積み、DRレーサーはK瀬さんのトランポにのっけてもらい、私はセロオで自走。FJFJ君とS野さんもコースまでは自分のバイクで自走していくこととなった。

出発前、セロオのエンジンとかけようとしたら、キーをONに回してもランプが点灯しない。これはひょっとして・・・「ちょっと、セロオのバッテリー抜いたやろ?」。そういえばこないだ師匠が「DRのバッテリーが調子悪いからセロオのと交換して」とか言ってたなぁ。知らない間にやられてる。

そんなわけで、今日はセロオはキック始動。むむぅ〜っ。コースでコケたときにキックでかけなあかんのか。やっかいやのぉ。

支度に時間がかかるのでK瀬さん先導でFJFJ君とS野さんには先にコースに行ってて貰う。ようやく師匠の支度がととのい、我らも出発。私は道がわからないので師匠が運転するホビオの後ろを着いていく。するとなぜかまた家に戻ってきた。「おや?」と思ってたら「忘れ物した・・・」と師匠。またか!

さて、今度こそ出発。しばらく走って途中でまた止まるホビオ。「今度は何?」「また忘れ物・・・」。おい!コラッ!一度で思い出せッ!

想像以上にドロドロ

遅れてやっとコースに到着。前日は大雨だったのでコースのドロドロは予想されたが、入り口からドロ沼状態。FJFJ君のバイクはえらくドロンコだ。「いやぁ、入り口からすごくって」と、すっかりはまってしまった模様。

今日はみっちりしごいてくれる予定のMWI氏。トラックにちびっこ用のバイクと2台積んできている。ケロケロ親子だ。

MWI氏のお得意さんだというアナーキー氏。バイクのボロさと独特のビンボーファッションで有名なんだとか。とあるバイク雑誌にも登場している有名人。

確かに古そうなバイク。履いてるブーツは師匠となんと同い年。この寒い日になんと薄着なことか。っていうか、その格好でコース走るの???ちょっとプロテクション薄すぎやしませんか?

こちらはMWI氏の息子、MAX君のバイク。「おまえ、今日これ乗ってみるか〜?」といわれてまたがってみると、あらピッタリ♪足もぺったりつくし、ちょうどいいかも。でもパワーはあるらしい。アクセル全開にならないように調整しているのだとか。

今日はMAX君はやたらと私と走りたがる。きっと「こいつには勝てる!」と思われてるんだろうなぁ(確かにそうだけど)。「おとーちゃんと一緒に走っておいで」と言っても「いやや」とか言ってなかなか行かないのに、私が走りに行くとなると着いてくる。クソーッ。なめられてるぅっ。

久々にひっぱりだしてきたDRレーサーはやっぱり調子が悪そう。キャブの調子が悪いとかで苦労している。

乗る気マンマンでなんとブーツを購入したS野さん、乗るバイクがこんな調子でなかなかコースに出れない。

「ちょっと下見してくるわ」と真っ先に走りに行ったK瀬さん。

戻ってきたらこの姿・・・。

「はまった・・・。こっち(林道コース)はアカンわ。」と、下見ですでにドロンコ。この後DRの整備を手伝ってくれ、結局午前中はほとんど走れなかったK瀬さん。ありがとう。師匠の整備不良ですみません・・・。

初めてのコース走行

それでは整備はK瀬さんにおまかせして、コースの方へ行って見ましょう。初めてなのでドキドキ。いつもレースとか練習を見に来ることはあっても、自分で走るのは初めてだ。まずは平らなところでグルグル円をえがいて、コーナーの練習。MWI氏の指導で、FJFJ君と一緒にぐるぐる回る。

するとさっそくちょっかいを出しに来たMAX。真ん中に木の棒をたてて「8の字しーやー」としきりに8の字をさせたがる。8の字難しいっちゅーねん。

まだこの辺りは地面もかわいていて、(といってもウェットですが)ドロドロというわけではない。

コースのほんの1部分、4つほど山が並んだところを走って、すぐに降りてくるというコースで走ってみる。

「お〜〜〜〜こわっ!」まず、最初のコーナーが曲がれない。U字コーナーな上に、曲がってすぐ1つ目の山が。やっとこさ曲ったと思ったら下はぬかるみなので、ハンドルをとられて「およよっ」となってるところで1つ目の山の登りに突入。登りなので開けないと上れないので、アクセル開けるとどこへ向っていくかわからない。

なんとか1つ目の山登ったとおもったらすぐに下って2つ目の山。みんなジャンプしていくところだけど、2速でベッタリ地を這う走行。タイヤはツルツルやし(もう3年くらい変えてない)、地面はどろどろやし、なんとか乾いてるところを走りたいが、なぜかチュルチュルの方へとバイクは向いていく。

完全にコントロール不能。とにかくこけないようにバイクにつかまってなんとかクリア。3つ目の山くらいからは地面が乾いていて走りやすい。問題は最初のコーナーと1つめ、2つ目の山だ。

とにかく、初めてのコース(一部)走行は無事帰還。

次はFJFJ君も行きま〜す!まだダートデビューして間もないのにコース走行とはなんとスパルタな。しかもこんなコンディションで・・・。

しばらく何周かコースの山だけ回って、駐車場に様子を見に戻る。まだ師匠もK瀬さんも作業中。とうぜんS野さんも乗るバイクができあがらないので待ちぼうけ。

それではもう一回行ってきまーす♪

最初は超〜怖かったが、何回か走ってるうちに怖さが楽しいスリルにかわり、2速走行から3速走できるようになった。MWI氏に「よーあんな速度で山登れるな。もっと登りは開けていかな。」なるほど。確かにちょっと開けたほうが、ぬかるみにはまりにくい。はまる前に突破してしまうってワケか。

調子のって、速度あげて上ったら宙に浮いた。「ヒャッホー!!」飛んだ飛んだ!自分では1mくらい飛んでる気分。戻ってきたら「飛んどったやん。30cmくらい飛んでたで。」とMWI氏に言われた。なんや30cmか。それでも「地を這うセロオ」が飛んだわけやからすごい進歩。ちょこっとでも浮いたらスリリングだけど、気持ちがいい。

「ただいま〜。」

ええ、コケましたとも。やっぱり。問題の最初のコーナーでぬかるみにはまり、1つめの山あがったところでコケました。しかも今日はキック始動。こんなドロドロヌルヌルのところでキックするのはムリです。バイクをどかそうにも、足がズブズブはまっていって身動きとれませ〜ん。

後ろからきたK瀬さんに助けてもらい、まずは邪魔にならないように端っこに寄る。ところがここがさらにぬかるみ。歩くのにも一苦労。田んぼの中あるいてるみたい。K瀬さんにエンジンかけてもらってゆっくりゆっくり走って戻ってきました。

今日は寒いだろうからトン汁の炊き出しをしようと、朝早起きして野菜などの下ごしらえをしてきた。ところがコンロの火力が弱すぎて、お昼前から火にかけた鍋はなかなか煮えず、2時ごろにようやく出来上がったトン汁。

MAX君はお昼には「腹減った〜腹減った〜」とウロつきまわり、オニギリをフライングで3つも食べていた。やっとできあがったトン汁を「おいしい」「おいしい」と食べてくれた。がんばって作ったかいがあったよ。

前日に焼いたシナモンロールも持参。こちらはシナモン好きのMWI氏のリクエスト。お子ちゃまにシナモンは嫌がられるかなと思ったが、お腹すいてたからか「これ何?」と言いながらもガツガツ食べるMAX君。食べ盛りだもんね〜。

寒くなると予想されたが、コースで走ってたらちっとも寒くない。ただ立ち止まってると寒い。生姜たっぷりのトン汁は体があったまっていい。みんなでほっこり、遅めのお昼。

この後MWI氏が、「たみたん、下(コース全部)も走るか?もうだいぶ乾いてきてるからいけるぞー。ゆっくり行ったるから走ってみ」というので、こわごわMWI氏の後ろを着いて走ってみることに。

まず、最初は何回も練習してる4連の山。いつもこれが終わったところでコースから出てくるが、このままコースへ突入。いきなりすごいバンクのカーブ。おおおおおおおお〜〜〜〜〜恐ろしい!「みんなが走ってるところと同じところを走るんや。タイヤの後がいっぱいついとるやろ?」と言うが、そんなことは頭でわかっててもなかなかその通り走れないから問題。

とにかく、今日はラインをはずすとエライ目に会うというのはよ〜くわかったので、慎重にMWI氏の通ったラインをはずさないように着いていく。

私の後ろを師匠がフォロー。きっと恐ろしいだろうなぁ・・・、私の後ろ。いつコケるかわからんし。下っていくと、ちょっとぬかるんでるところがあった。やばいっ!ハンドルとられそう。ちょっと開けてって突破したい・・・と思ったら目の前をMAXがチョロチョロ。「こらっ!どけ〜〜〜っ!MAX!!邪魔邪魔〜〜〜〜。」といってるうちに、やっぱりコケた。

上手な人はなんてことないけどさぁ、こっちは急に曲がれないし、急に停まれないし、十分車間距離をおいて走ってもらわなきゃこまるのサ。ブツブツブツ・・・。アナーキーさんもフォローしてくれて、エンジン再始動。この先がすんごい登り。「うっそ〜ん、これ上るの??」と思っても引き返せない。途中で止まってもやっかいだ。「ええい!思い切って行ってしまえ〜〜!」と、思い切ってアクセル開けたら登りきった。

「やった!上った♪」と思ったのもつかのま、次はすんごい下り。

「うそ〜ん、これ下るの〜〜〜?」と叫びながら下っていく。しかも下ったらまたカーブだよ。ラインはずさぬように注意したら、曲がれた。やった!

また上ったら駐車場の横にでてきた。よーし、もうちょっとで1周だぞ。ここはいつもみんながジャンプしてはるとこだ。アナーキーさんは「洗濯板」って言ってたな。とうぜん私はジャンプできないので、洗濯板でゴシゴシ洗われる。コケそうだったが無事に突破。

4つ山の所にもどってきて1周無事に終了。1周で十分満喫しました。途中でコケたのは残念だったが、いつも人が走るのを見ていて「自分には絶対に死んでもムリ!」と思っていたコースを走りきったので、われながら「上達したな〜」と実感。速度は関係ない。できなかったことができるようになったというのが大事。

でもこんなにドロドロじゃなかったらもうちょっとマシに走れたかも・・・。こんどはもっとコンディションのいい時に再度挑戦したいと思ったのでありました。

あぁ、それからセロオのタイヤも変えなくっちゃねぇ。

本日、ご迷惑をおかけした皆様、救助してくださった皆様、ありがとうございました。なんでもその日は有名な方達が練習にきてはったみたいで・・・。お邪魔だったでしょうに。でも駐車場ですれ違ったときには爽やかに挨拶して下さいました。やっぱり速い人はマナーもいいのねぇ。カッコイイ。