FJ君の林道デビュー企画 (その1)

2008/09/27 兵庫県 生野〜阿舎利

  • 走行距離 : 270km
  • 参加者 : たみたん、師匠、K瀬さん、FJ君
 
FJ君号がついに完成

師匠の職場の同僚であるFJ君が、大型二輪免許を取得した。「WRを買う」と言ってるらしい。ということは、当然「オフ」の道に進むわけである。

コンパクト仕様のFJ君のチョイスがなぜあんな背の高いWRなのかは不思議だが、とにかくいきなりWRで林道へ繰り出すのはムチャだろうということで、師匠の古いBAJAを譲ることにし、それで林道の特訓を受けることとなった。少々整備の必要があるということで何週間かかけて整備をし、ようやく乗れるようになったBAJA。今回、FJ君にとっては初の林道ツーリングだ。

今回はWR乗りのK瀬さんも参加だということで、道の駅三木で待ち合わせ。9時に待ち合わせだったがなんやかんやとやってるうちに案の定遅刻。K瀬さんはトランポで来てたので、「今からちょっと着替えてくるわ」と言い残し消えて言った。しばらくすると「バリンバリン、バババ・・・」と軽快な音と共にFJ君憧れのWRにまたがって現れたK瀬さん。お〜、やっぱカッコイイね〜♪単車もカッコイイけど、乗ってる姿もカッコイイ。

前回K瀬さんと一緒に走った時は私は遥か後ろを走っていたため、その走りを見ることができず残念だったが、今回は見れるだろうか?なんてったって今日は林道初心者のFJ君がいるので、私でも十分ついていけるペースのはず。私より速かったら許さないわよ、FJ君!(笑)

175号線を北上し、西脇から生野方面へ向う。林道に入る前に道の駅「かみ」でひと休み。それにしても9月の下旬だというのに、なんだこの寒さはっ!すでに手がカチカチに凍りつき、感覚がなくなっている。途中でコンビニや道の駅でホットコーヒーを買っては手をあたためつつ走る。急に寒くなったらしく、こんな気温では真冬の装備が必要だ。じっとしていればちょうどよい気温かもしれないが、単車で走っていると超寒い。

おまけに今日は自分の手袋を忘れて来てしまったため、師匠の穴の開いた古い手袋をはめている私。サイズはでかいし、穴はあいてるし、寒くて操作しにくいことこの上ないが、「安全」には変えられない。文句は言わず(言ってるが)、師匠のお古をありがたく貸していただく。

まず手始めに舗装林道

さ〜ていよいよ林道に入るわよっ。覚悟はいいかい?FJ君。ちなみに私の初ツーリングは何も知らされずいきなりガレガレに連れていかれたわよっ!(怒)

今回は心やさしい師匠の配慮で、舗装林道とダートがバランスよく混合された道をチョイス。しかし走っていると「なんじゃこりゃ?」「また舗装っ?」「え、またダート?」「ええっ、もう舗装っ?」「なんや、まだダートあるんかいっ!」ってな道だった。舗装路とダートが短い距離で交互に現れるヘンな道。舗装するなら下から順番にやっていきーな。なんで途中から始まってまた途中で終わっとるねん。「ダートや!」と思って気合を入れたらすぐ舗装に変わってしまうのだ。

道案内の師匠を先頭にその後ろを私、FJ君、K瀬さんの順で走る。やばいっ!FJ君、なかなかいいペースだ。ダートの部分もなんなくついてくる。もっとゆっくり着たらどうよ??

この道はダートの部分もフラットで、舗装直前って感じだった。次に着た時には全部舗装されてるかも。

2本目 ダートに入ります

生野のゴルフ場から入る林道。ちょこっと岩がゴツゴツした部分もあるが、地面がしまってて走りやすく、ガタガタ揺れるスリルを楽しめる。ジャリジャリの道より岩がゴツゴツした感じの方が好きだな。

ダートに入ると後ろから「ブルンッブルンッ!」と後ろを走っていたK瀬さんがあっというまに追い抜いて行く。ひゃ〜っ、カッコイイね〜。先を行ってくれた方がこちらも気がラクだ。K瀬さんが走っていったラインを真似しようと、地面に残ったタイヤの跡を追っていく。

すると途中でK瀬さんが道端に止まって携帯でメールしてる。さっすが〜余裕やなー。って、こんなところでも電波入るの?(すいぶん後で気が着いたが、これはメールしてたわけでなく、携帯で写真撮ってたのだ)

ところでK瀬さんは停まってたのに、おっかけてたタイヤの跡はまだ続いてる。ってことは、誰か他の人がここ走ってたんだな〜。違う人が走った跡をおっかけてたのか、私。

同じ場所で写真を撮ると、上の写真との違いがよくわかる。

ほ〜、こうやって走るのか。(無理やけど・・・)

後輪でジャリを蹴散らしながら走るので、カーブが続くとまるでスキーのパラレルターンみたいだ。

一瞬「この人やったら雪のゲレンデでも平気でバイクで走って降りてきそうやな・・・」という思いがよぎったが、まんざら不可能ではないかもしれない。

トコトコ走るFJ君。ちゃんとしっかりついてきてます。K瀬さんから「フォームめちゃめちゃいい」と誉められてました。

いまのところまだコケずに走ってるようです。

木漏れ日の中、爆音鳴らして走るすがすがしい一面。

アスファルト走ってると寒くてたまらなかったけど、林道に入ってちょっと(いろんな)汗をかくとちょうど体があったまってほぐれてきた。というより解けてきた。

ずいぶん前にやった8の字特訓の成果はまだ続いてるようで、K瀬さんも「前よりいいペースで走れてる」と言ってくれた。まぁ、「前」のペースがペースだけに(苦)、あれより遅くはなりようがないけれど・・・。

調子に乗ってどんどんダートを気持ちよく走っていると、後ろが来ないことに気が着いた。あれ?もしかして・・・。

FJ君!やりましたねっ!

うちの師匠に弟子入りしたら体を張ってネタを提供しなければいけないのですよ。

よい心がけです。これからも継続して実行すべし。これが一番弟子からのアドバイスです。

ところでこんなことになっていたとは露知らず、私は空き地でグルグル回る練習をしていたのでした。右回りと左回りをやってみて、右回りの方が難しいことを発見。左回りは一定速度でゆっくりまわれるが、右回りになると下になってる右手に力が入ってしまい、アクセルの微調整ができず「ブンッ」とまわってしまってバランスを崩す。もっと練習が必要だ。

サンパティオでお昼休憩

林道抜けたら給油して、いつものサンパティオでお昼ご飯にする。「黒豆コロッケ定食」を全員で注文。ボリュームたっぷりでおいしかった。

師匠も私も「黒豆コロッケ」は「黒豆」をつぶしたものをコロッケのタネに使ってるのかと思ったら、普通のじゃがいもコロッケの中に丸ごと黒豆がゴロゴロと入っていた。よくかんがえてみたら、コロッケのタネに全部黒豆使ってたら相当な量の黒豆が要るよなぁ・・・。でもおいしそうなのでちょっと作ってみたい。

林道を走りぬいて、途中でコケたりもして疲労困憊のFJ君。ぐったりしながらお昼食べてる。確かにコケると体力を消耗する。バイク起こすの重たいし、またコケるんじゃないかっていう恐怖感がでてしまって走りにくかったり・・・。でも一回コケたらふっきれてしまうってのもあるけど。どうせそのバイク、お古だからいいじゃん。

ご飯を食べ終わり、「この後もう1本ダートを走るか、舗装路を帰るかどっちがいい?」と師匠に聞かれて答えに困るFJ君。当然答えは「もう1本行きます!」だよねぇ・・・?