上達したカナ?8の字特訓ツーリング

2008/05/09 兵庫県 笠形〜砥峰高原

  • 走行距離 : 230km
  • 参加者 : たみたん、師匠
 
8の字やりた〜い!

連休前にチェーンもスプロケもブレーキパッドも交換して走りに行く気マンマン。結局GW中には走りにいけなかったので今回3連休のとれた師匠と走りに行くことにした。

今回は「どこに行く?」というよりも、私は8の字の練習がしたいのだ!とにかく小回りができるようになりたい。曲がれるようになればもうちょっと速く走れるようになるだろう。

そんなわけで、近場のいつもの林道を走って広場で8の字の練習をしに行くことにした。ついでに久しぶりに温泉にでも入ってさっぱりとしたいところだ。整備したセロオの調子も見ながら師匠と2人でのんびりツーリング。

9時過ぎに明石を出発。加古川からいつもの川沿いダートを走って加西を抜けて福崎方面へ向かう。

ダート1本目

さて、いよいよ本日一本目のダート。・・・といってもほとんど舗装されている。

今日はちょっと「ニーグリップ」を意識して乗ってみる。それと視線。視線をもっと先へ先へ、行きたい方向を見るように意識して走ってみると、カーブもいつもより怖くない。

「前回よりはいいペースで走れてるんとちゃうん?」と思いながら、ニーグリップと視線を意識して走っていると師匠がカメラを構えて写真を撮ろうとしてる。どうやら写真を撮る準備をしているようだが、間に合ってないぞ〜。つまり師匠が考えてるペースよりかは速く走れたということだ。

しばらく走って休憩したところで師匠がひと言「速いやん」と言った。なんせ写真を撮り損ねたくらいだからねぇ〜。それにしても師匠から「速い」と言ってもらったのは今回が初めてである。

たみたん:「今日はなー、ちょっとニーグリップと視線を意識しながら走っててん。速かった???」
師匠:「まぁ遅いことは遅いけど、いつもに比べると速かったな。どないしたん。」
たみたん:「ブレーキもよー効くようになったからそれで走りやすいんかもしれへん。」

まぁ、私が速くなったといってもたかが知れてる。平均時速は30kmくらいだ。

先ほど写真を撮り損ねた師匠は「もうちょい先にシャッターポイントがあるから、先に行って構えとくわ」とブルンと行ってしまった。いいペースで走ってるからって調子に乗ってると必ずコケたりするもんだ。あんまり調子乗らずに、でも慎重になりすぎないように、気持ちよく走れればそれでよい。せっかく調子いいので今日は無コケでツーリングを終わりたい。

気持ちよ〜く走ってると師匠のDRが停まってるのが見えてきた。ガケをちょいと登ったところでカメラ構えてる。超フラットなダートなのでカメラ目線を配る余裕もアリ。それにしてもたぶんここも次に来た時には舗装されているんだろうな・・・

峰山高原へ

釜坂峠を越えて312号線を北上し峰山高原へ向かう。いつもはダートを走って砥峰へと抜けるのだが今日は舗装路でちょっと近道。平日とあってさすがに誰もいない。土日に来るとハイカーや観光客がうじゃうじゃいて車も停めるスペースがないほどなのに。

すすきが有名な砥峰高原だが野焼きですすきはみんな焼き払われていて、芽生えたばかりの緑がまぶしい。

あぁ、転がりたい。転がりたい。(バイクでじゃなくて)

ここに以前はトイレしかなかった(しかもブーツを脱いで入らなければならないので非常にめんどくさかった)のに、前回来たときには「そば屋」ができていた。そば屋も満員でとても食べれたもんじゃなかったが、今日は人っこ独りいないのでここでそばを食べていくことにする。

店に入ると店員さんは「客なんか来るもんかー」というように完全にくつろいでいる。うちらの姿に気づいても「いらっしゃ〜い」と声はかけるものの特に動作に変化なし。おばちゃんとおっちゃんのおしゃべりはとまらない。

かけそば2つ注文。かけそばなのに山菜が入っててちょっとお得。山菜が入った「かけそば」というメニューのとなりには「山菜うどん」というメニューが。山菜が入った「かけうどん」はメニューにはない。

外を見ながらソバをすすっていたら大きなロードバイクが2台やってきた。おお〜ドカティ。

ここで休憩するらしく、単車を停めて降りてきた。すると師匠が「あ!」と反応。どうやらお知り合いらしい。まったく世の中狭いもんだ・・・。

向こうの方もDRとセロオを見て気づいてる様子。私は会ったことないけれど師匠は何度か一緒にツーリングに行ったことがあるAさんだ。Aさん達は外でお弁当を食べるみたい。私たちもソバを食べ終えたので挨拶しに行く。

AさんはちょこちょここのHPやブログを見てくれていてたまにカキコしてくれるので、名前だけは知っていたがお会いするのは初めて。会えるのはツーリングに一緒に行くときだろうと思ってたのに、まさかこんなところで会えるとは。

ちなみに写真は「かけそば」食べたおソバ屋さん。休日にはこの外の階段にずら〜〜〜〜っと人がひしめいていて、みんなそれぞれにお弁当を食べたりしているのだ。今日はこのとおりすっからかん。ところで、トイレはブーツを脱がなくても土足のままで入れるようになっていた。

しばらくAさん達とおしゃべりしてから広い所で8の字の練習をしに行く。私はこれが今日のメイン。

たみたんしごかれる

いよいよ特訓の始まり始まり〜。

師匠が大きめの石を2つ置く。この石の外側を回って円や8の字するのだ。あれ?でもこんなに間隔広くていいの?

・・・と思ったけど、いざやってみるとぜんぜん回れない。外へ外へと超大回り。

まずは師匠にお手本を見せてもらうことにしましょう。

ちゃんと進行方向に視線がいってますね。おしりもシートの角っこにのってるし、バイクも倒れてる。よし!私もやってみよう〜!!

どーですかコレ。全然あかんやん。

本人はめっちゃバイク倒してるつもりなんだが、こうやって写真でみるといかに倒れていないかということがよくわかる。まるで止まっているみたいだ。まったく「動き」が感じられない写真。(実際止まってるのと変わらんくらいの速度なんだが・・・)

師匠の走った後を目安になるべく小回りを目指す。何度も何度もグルグル回って、反対回りもしてちょっと休憩。自分の姿をカメラの液晶でチェックし、「なんでこんなに倒れてへんのや?」と落ち込む。おかしいなぁ〜。かなり倒してるつもりなんやけど。

それでも何度も何度も練習してるうちに、ちょっとサマになってきた!?

自分なりに得たポイントは
★カーブに入る手前におしりをずらしてシートの角っこに座る
★カーブに入ったら視線は進行方向、つまり今走ってきた方向を振り返る
★カーブを曲がった後もバイクを起こさないようにもうちょっとガマンする

「曲がった!」と思ったらすぐにバイクを起こしてしまうので(そんなにもともと倒れてへんけど)外へ外へと膨らんでしまうみたいだ。ここをもうちょっとガマンしてバイクを押さえこんでからアクセル開けてバイクを起こすと小回りできた。

ぐるぐる回る練習を何度もやってようやくコツをつかんできたので、今度は8の字に挑戦してみると・・・

おーい!どこ行くねん!

「8」とは程遠い字になってしまった。

これはまだまだ特訓が必要です。それにしてもグルグル回ってるだけやのにエライ汗かいた〜。バイク乗るのって体力使うのね。今までどれだけ体力使わんと乗ってたことか・・・。

林道で生野へ

砥峰から生野方面へ抜ける林道を走る。ここも初めて来たときはダートだったのになぁ・・・。すっかり舗装されてしまって残念なこと。

地面のしまった走りやすいダート。

やはり先ほどの特訓が効いているようで、カーブの恐怖感もなく非常に楽しく快適に走ることができた。いつもはガチガチに力が入りまくっているのがリラックスして走れてる(と思う)し、ゴツゴツした道でも膝のクッションで衝撃を吸収してスムーズに走ることができた。

せっかく「コツ」を少しつかみかけたところなので、どんどんダートを走って上達を目指したいところだ。もっと近くにいいダートがあればいいのになぁ・・・。

まほろばの湯

そして本日の第2のお目当てである温泉へ。温泉に入るのは久しぶり。子供が出来る前まではツーリングの度にと言っていいほど温泉に行ってたし、車でもよく行ったものだが、しーたん預けてツーリングに来ると迎えにいく時間が気になるためよほど余裕のあるときにしか行けない。

今日はわりと近場でウロウロしてるので時間もたっぷり余裕がある。温泉入ってさっきの特訓でかいた汗を流すとしよう。

中は平日なので空いている。脱衣所にマッサージチェアが置いてあったので座ってみたが、100円いれないと動かない。(あたりまえか?)

畳の休憩所でゴロゴロしてぼつぼつ帰ることにする。帰りのルートは師匠まかせ。いつまでたっても道が覚えられない私。

途中、空にうようよ泳ぐこいのぼりの大群を発見!

川沿いに、そして橋の途中にも、さらに山の奥のほうまで!いったいどうやってあんなところまでこいのぼりつけたのかなぁ?山の上のほうにかけてだんだんと小さくなっていくこいのぼり達。これぞ5月の日本の風景だ。

その後もコケることなく無事に帰宅。さて今日の収穫はでかかった。この感覚を忘れないうちにまたダートツーリングに行きたいものだ。セロオも多少のオイルのにじみがみられたものの(これはいつものことやし)、ブレーキの効きも良好で調子よい。ツーリングっ♪ツーリングっ♪