すすきが見頃!ちょこっと林道ツーリング (その1) 

2007/10/07 兵庫県 研峰高原

  • 走行距離 : 208km
  • 参加者 : たみたん、師匠、Kさん、N尾さん、Hiroさん
 
ご無沙汰しておりました

先週のツーリングはイマイチ走った気がしなかったので、もう一度仕切りなおし。・・・ということで、今日もまたツーリングにでかけることにした。

本日のメンバーは超久しぶりに顔をあわすN尾さんと、超久しぶりにバイクでお出かけのKさん。みんなおなじみのメンバーだが、N尾さん'sゲストでHiroさんがタンデムライダーとして参加。待ち合わせもいつもの「道の駅三木」で、いつもどおり師匠と私は時間に遅れて登場だ。

昨日は土曜日で師匠は休みだったが私は仕事だったため、先週負傷したセロオの治療を師匠にお任せしたのだ。ついでにどうもシャカシャカガシャガシャとエンジンあたりがにぎやかだったので、「これはオイルが減っているに違いない!」と思いオイル交換もお願いしておいたのだが、「そんな時間はなかった〜」とオイル交換してくれなかったのだ。もう何年もオイル交換してないハズなのだが・・・。

家を出発直後、クラッチレバーを交換したせいなのかどうも半クラの位置が合わせにくく、なかなかバイクが進みださない。以前はちょっと手をゆるめるとすぐにクラッチがつながって発進できたのだが、どうも勝手が違う。

そして信号で停まろうとニュートラルに入れたら、今度は発進の時にローギアに入らない。もともとセロオはギアが入りにくく、とくにローとニュートラルが入りにくかったのだが、今日は停まる度にギアが入らず交差点で冷や汗をかく始末。後ろのトラックの運転手のおっちゃんはしびれをきらして抜いていった。

そんなこんなで冷や汗をかきながら、ようやく集合場所の道の駅三木に到着。やっぱり走ってるとシャカシャカうるさいので、「いったいオイルはちゃんと入ってるのか?」とチェック(そんなことは出発前にしておけって?)する。う〜んと、オイルの窓ってどこにあったっけ?師匠がバイクを抑えてくれて、私が窓を覗いてチェックする。

(た)「う〜んと・・・、なんにも見えへんねんけど・・・。」
(師)「なんで?窓の中に水面見えへん?」
(た)「線が見えへんねんけど・・・?」
(師)「どれ・・・」ここで選手交代。

(師)「うわっ。ほんまや。もうちょっとバイク倒して」
(た)「よっこらしょっと・・・」
(師)「あ〜、だいぶ抜けとるなぁ〜」
(た)「だから昨日入れといてーってゆーたのに!!!」

その後師匠はセロオのエンジンあたりを見回して、やれこの辺オイルがにじんでるだの、ここからももれてるだのと言ったあげく、これといった処置はせずに「これ一回オーバーホールせなあかんな」と言い残しトイレに行った。

・・・それだけかいっ!(憤)

まぁしかし、今更どうにもならないので、無事に帰ってこれることを祈りながら今日は走るとしよう。

秋祭りの季節

コーヒー飲んでゆっくりしてからようやく出発。先頭は師匠。その後ろをたみたん、Kさん、N尾さん&Hiroさんの順番で走る。林道は限りなく遅いけど、ロードならちゃんと法定速度で走れるぞ。ん?それじゃぁ遅いよって?法定速度以上だったらスピード違反だもんね〜。

先週行った八千代町を目指して北上。このあたりでは今、秋祭りが真っ盛り!あちこちでお神輿や祭りの行列に出くわす。そのたびに迂回させられたり、停まって通り過ぎるのを待たなくてはならない。こんな細い道で曲がれって言われても困るんだよなぁ〜。対向車がいないのが救いだ。

道端に赤やピンクや緑や黄色などのカラフルなぼんぼりが等間隔で並べられている。1.5mくらいの竹の上にひらひらのボンボリがついていて、その色は町内ごとに決まっているらしい。赤い地域をすぎたら、今度はピンクの地域・・・といった具合だ。

朝ごはんはパンと牛乳だけだったのでお腹が空いてきた。信号待ちしてるときに師匠が「マイスター工房寄ってく?」と聞くので、先週行けなかったしぜひとも巻き寿司をゲットしようと「行く行く」と答える。

ところが、マイスター工房の近くまで来たら道路まであふれる人の行列が!「なにこれ〜〜〜〜?」。みんななんでこんなに並んでるの?こんなに並んでいったい何を買うってーの?どうやら祭りの日のお昼前ということもあり、巻き寿司を買うのにこの行列になってるようだ。そんなに有名だったの?ここのお寿司。

仕方ない。あんなに並んでちゃ買えないよ。そのままスルーしていつもの休憩スポットである笠形山のふもとの自販機スポットへ。

ところで、何度も来ているこの「笠形山」。実は山の姿を意識して見たことがなかったのだが、今回家に帰ってからHPに載せる写真を選んでいて初めて「おぉ!これがひょっとして笠形山?」と気がついた。後ろに見えてる緑の三角形。これがそうかな?

ここからまっすぐ山に向かっていくと舗装林道コース。でも先週この道は走ったし、今日は研峰のすすきを見に行くのが目的なので「林道はパスします」と師匠。内心「ほっ」とするワタシ。ここの林道で50ccにすらおいてけぼりにされたのだ。トホホ・・・

「まこもだけ」をゲット

マイスター工房で巻き寿司を調達できなかったので空腹のまま走り続ける。N尾さんの提案でもうちょっと先の少し高い定食屋に行くことになった。

信号待ちの図。知らない間に後ろを走っているKさんがいっぱい写真を撮ってくれていた。さっきトンネルを走っていたら「ビカッ!」とフラッシュが光った気がしたのだが、どうやらKさんのカメラだったらしい。「いやぁ〜、走りながら撮るのって難しいなぁ。いっぱいタイヤとか道路とか写ってるわ。」というKさん。でもなかなか走ってる姿の写真って撮れないので、こういう絵はありがたい。「林道でたみたんがコケても、助けに行く前にまず写真を撮る」というのがこのHPの存在を知る者の鉄則である。

ちょうど12時ごろにお昼ごはんの場所に到着。正面に「麦とろ料理」というのぼりが出ている。「とろろ」だとか「納豆」だとか「おくら」だとかトロトロネバネバ系が大好物である私にとって、麦とろ定食なんてのはたまらないメニューだ。

お昼時だというのにまったく人の気配が感じられないのが少々気になるが、まぁそれはそれで空いててよろしい。ずらりとバイクを並べて中に入ると、目に飛び込んできたのは・・・

コレ→

「まこもだけ」というらしい。一見、か細いとうもろこしのようで、近づいてよく見るとネギのようでもある。緑の皮の部分を剥くと中からでてきたのは白いか細い大根みたいなモノ。「まこもだけ」という名前だが、どう見てもキノコの仲間ではなさそうだ。非常に不思議な植物である。

なんじゃこれ?と思い近づいて見ていると、お店のおばちゃんが寄ってきていろいろと話しかけてきた。

「これねぇ、『まこもだけ』って言ってねぇ、この辺で作ってるんよ。タケノコみたいな食感でシャキシャキしててねぇ、お肉と一緒に炒めると美味しいのよ。」と説明してくれる。なんでも最近この辺で栽培し始めて、今年から初めて売りにだしている新商品らしい。ここの特産品にしようとがんばっているようだ。

「なんか、見た目は細いとうもろこしみたいやねぇ〜」と言うと、「そうでしょ。でもね、こやってねぇ、むいてくと中からこんな白いのが出てきてねぇ、これを薄く切ってねぇ、お肉と炒めたりすると美味しいんよ。」と言いながら売り物のまこもだけを手にとって剥き始めた。

「おばちゃん、そんなん、剥かんでええって。それ売り物やろ?」と内心売りつけられたらどうしようかと思いながら言うと、「いいねん、いいねん。おばちゃんたくさんもらったのがあるから。ほれ、こんなふうにね、中からでてくるんよ。」と剥いて見せてくれた。

「ふうん。中は大根みたいやな〜。これどないして食べるん?」と聞くと、「切ってねぇ、お肉と炒めると美味しいんよ。」としきりに肉炒めを薦める。

さらに、「おばちゃんさっきいっぱいもらったから、ちょっと持って帰って食べてみ」と言い、ビニール袋に入ったまこもだけをどこからか持ってきた。そして3つほど分けてくれた。

「えぇ〜、おばちゃん、そんなんもーてってええの?」(といいながらしっかりもらって帰る気でいるワタシ)といちおう遠慮してみたのだが、「いいのいいの。おばちゃんさっきいっぱいもらったから。」となんと1本190円で売っている「まこもだけ」を3本もタダでくれたのだ。

「ありがとー、おばちゃん。ほんじゃぁホームページに載せて宣伝しとくな〜」と写真を撮らせてもらい、ご飯を食べに食堂の方へ戻った。お約束どおりしっかり宣伝しておきましたよ〜!

※ちなみに上の「まこもだけ」の写真も、おばちゃんに「ちょっとコレ、写真撮りたいからおばちゃん持っててー。あ、その『まこもだけ』っていう文字が見えるように持っとってなー」とあつかましく頼んで写真撮影に協力していただいたのである。おばちゃんは自分の顔も入っていると思ってカメラ目線をくれたのだが、実は顔は入ってなかったのよねー。

ちなみにこちらが本日のお昼ご飯。「麦とろ定食」1100円也。

確かにちょっと高い。いつも食べに行く近くの麦とろ定食の方が安くて豪華だ。温泉卵とかついてて欲しかったなぁ・・・。