セロオ復活記念ツーリング 

2007/08/13 京都府 但東町

  • 走行距離 : 300km
  • 参加者 : たみたん、師匠、MWI氏
 
復活の朝

ついに約2年の眠りから覚めたセロオ。きのうナンバープレートを取り付けて、大急ぎで保険の手続きをし、今日のツーリングに備えた。ガソリンも満タン♪

今のところセロオは問題なし。問題なのは乗り手のたみたんだ。ちゃんと乗れるかなぁ・・・?きのうガソリンを入れに行ったときは無事に帰ってこれたが、今日はちょこっと林道も走る予定。なにせ久しぶりなので、ほぼロードツーリングでもフル装備。ヒザガードとブーツがないと心細い。

師匠はジーパンで行くつもりだったが、私がフル装備で行くのであわせてくれた。できればフラットダートをちょこっと走ると言ってたのだが、それは時間の問題だ。

とにかく今回の目的は、シルク温泉に行くこと。私がバイクに乗れない間に師匠がツーリングで行ってきて「いやぁ、お肌ツルツル系の湯でいい温泉だった〜。たみたん行けなくって残念だったねぇ」としきりに自慢していた温泉だ。今日は温泉でゆっくりしてツルツル肌になって帰るぞ!

たみたん、風を感じる

いつものだらだらツーリングに欠かせないメンバーにも声をかけてみたものの、あいにく他のツーリングに行ってるとのことだったので、今回はMWI氏との3人だ。MWI氏との待ち合わせ場所は道の駅北播磨エコミュージアム。ここに10時。

しかし、子供を保育所に預けてからバイクを取りに師匠の実家へ向かう途中に地図を忘れてきたことに気づき、引き返す。やっぱり忘れ物は忘れない。

地図がなくては走れないので、時間がおしているがとりに帰る。まぁ、忘れ物はいつものことだ。集合時間に遅刻するのもいつものことだ。

国道175号線をひたすら北上。175号線に入るとスイスイ、スピードも上がるにつれ、風を感じる。そうそう、この感覚!やっぱりバイクはいいなぁ〜。きのうは記録的猛暑日で熱中症患者続出だったそうだが、今日は曇り空のおかげで走っていると涼しい。(停まると暑いが・・・)

順調に走って約束の10時ちょうど頃に道の駅に到着。どうやらMWI氏はまだ来てないらしい。

他にバイクが停まってないところを見ると、やっぱりこんな暑い日にツーリングに行くアホはうちらだけか?

とりあえず中に入って水分補給。師匠はコーヒー、私は「とろけるマンゴー」で喉を潤おす。師匠が「またそんな甘そうなものを・・・」と怪訝な目で見ているが、飲んでみると割りとサッパリしてておいしい。さらりとしたミックスジュースみたいだ。ところで本日のルートはまだ決まっていない。目的地はシルク温泉。以上。途中のルーティングがまだだ。

ジュース飲みながら地図を広げていたらMWI氏がやってきた。頭、金色になってる。が、何度も七変してるので特に違和感は感じない。

「ほなそろそろ行きまひょか〜」ということで再び175号線を北上。走り出してまもなく水滴がシールドにぽつぽつとあたって「雨っ!?」と思ったが、そのままやんでしまった。いちおうカッパは積んできてあるが、復活最初のツーリングが雨っていうのも悲しいものだ。空は分厚い雲が覆っていて、雨が降り出してもおかしくはない。

師匠が先頭、その後たみたん、MWI氏と続く。ミラーに黄緑色のケロケロケに乗るMWI氏の姿が映っている。ヘルメットのシールドがミラータイプなので、ギラギラと暑苦しい。黄緑でギラギラの虹色、まるでカメレオン。セロオのミラーにチラッ、チラッと映るカメレオンの姿。しかもやたらシャカシャカうるさい。はじめセロオがまたどっか調子悪いのかと思ったが、どうやら音の源はカメレオンのようだ。

ミラーといえば、今回セロオのミラーは左右違うものがついている。右側はもともとセロオについていたもの。左のは師匠の部屋からの掘り出し物で、もともとどのバイクについていたものかは不明。師匠が一度セロオでツーリングに行ったとき、ブレーキフルードが漏れてきたというので、マスターシリンダーを交換したのだ。その時にホンダ製のものに変えたらしい。そうすると、逆ネジのヤマハのミラーがつかなくなったので、左のミラーをはずして右につけたのだそうな。すると仮にセロオの右のミラーがみつかったところで、逆ネジだから使えないってわけだ。

さて、スイスイと走れていた175号線も福知山に入って混み出した。9号線に入るとまさに渋滞。師匠はあたりまえのようにすり抜けしていく。とりあえずついて行ったが、内心は「おいおい、すり抜け、怖いっちゅ〜ねん」とドキドキ。でもまぁおかげで少し時間短縮になった。

426号線に入ると再びのどかな田舎道。途中でものすごい行列ができているお店があった。チラっとみると「たまごかけごはん」という看板が出ている。なんだかテレビで見たことあるぞ?「たまごかけごはん」しか出さないお店じゃないか?それにしてもすごい人だかり。そんなにウワサの店なら一度行ってみたいが、あんなに並んでちゃ行けない。道路の反対側まで車停まってる。

目指すシルク温泉まではもうあと少しだ。車の通行量も少なく、快調にビューンと走り続け、シルク温泉への曲がり角もビューンと走り過ぎてしまった師匠。一瞬「あれ?ここちゃうのん?」と思った矢先、師匠がハザードたいて停まった。「ごめん、さっきのとこやわ」と言い、くるりとUターン。おお〜、でたっ!たみたん大の不得意のUターン。これはずっと前からの課題。いつか集中的に練習しなければ・・・と思っていたのだ。まだ練習もしてないのに、公道でいきなりやって大丈夫なのか!?おそるおそるUターン。道路の幅が広く車の通りもなかったのでなんとか成功。ひゅ〜っ。

お肌つるつるシルク温泉

12時20分、シルク温泉到着。待ちに待った温泉だ。しかもここのお湯は「お肌ツルツル系」だと言う。あぁ楽しみ。

ちょうど昼時なので、まず温泉にゆっくりつかって中の食堂でお昼ご飯にするか。

シルク温泉の写真を撮り忘れたので、入り口で撮影。でもどこだかよくわからない写真になってしまった。1枚撮ったらMWI氏が熱いカメラ目線を送ってくるので、もう1枚撮影する。

温泉入って1時に休憩所に集合。たいていお風呂集合には遅れる私。まぁ今日のメインはこの温泉だし〜、ゆっくり入ろうじゃないか、諸君。ここには「山の湯」と「花の湯」があって、今日は「山の湯」が女湯。お風呂のお湯は茶色く、お肌がヌルっした感じで非常にトロミがある。第1泉源と第2泉源があるということで、室内の浴槽と露天風呂では違うお湯がはいっている。室内の方は茶色かったが、露天の方は無色透明。ツルツル系ではあるが、トロミ具合は室内の方がまったりとしている。温度は熱め。外は風があるので、露天風呂につかっていると気持ちいい。

名物「くりたま」

さてお風呂でさっぱりしたのでお昼ご飯にする。食堂は混んでて待ちができてるが、畳の大広間で休憩できるので、名前書いてゴロゴロしながら待つことにした。

しばらくして席に案内される。メニューをみると「くりたまぶっかけうどん」というのがおすすめメニューででていた。そういえばさっき「たまごかけごはん」屋さんでものすごい行列ができていたので、この辺りでは「たまごかけごはん」が有名なのだろう。メニューにはのっていなかったが、お店の入り口に「たまごかけごはん定食300円」と書いてあったのできいてみたら「ありますよ」と言う。私とMWI氏は「たまごかけごはん定食」を注文。師匠は「くりたまぶっかけうどん」。MWI氏もさらに「くりたまぶっかけうどん」を注文。よく食うなぁ〜。あとおかずに鶏のから揚げとサラダを頼んで皆で分けて食べることにする。

やって来ました「たまごかけごはん定食」。このボリュームで300円は安い(まぁ原価が安いのだろうが)。お醤油はもちろん「たまごかけごはん用」の醤油。この卵が「くりたま」といってこの辺りの名物なのらしい。(ちなみに後ろにうつっているでっかいサラダは単品で注文したもの。こちらもすごいボリューム)

普段、生卵を食べない私。たまごかけごはんは小学生の頃によく朝ごはんに食べていたが、たぶんそれ以来食べてないだろう。せいぜい丼ぶりの卵が半熟で「たまごかけごはんっぽい」感じになってるものを食べるくらい。まったくの生卵をぶっかけて食べるのはひさしぶりだ。

お醤油の量もどれくらい入れていいか見当がつかない。まずはちょこっと入れてみる。あんまり味がしないのでもう少し。そしてさらにもう少し・・・。と醤油を足していたら師匠に「どんだけかけるねん!」と突っ込まれる。

そしてこちらが「くりたまぶっかけうどん」。2つあるけど師匠が2つ食べるわけではない。1つはMWI氏の。「たまごかけごはん」食べて「ぶっかけうどん」も食べるのか?炭水化物ばっかりやん。

こちらもおいしそう。卵が温泉卵だ。次回来るときは「くりたまぶっかけうどん」にし〜よおっと♪

郷路林道

ツーリングマップルによると、シルク温泉のすぐ近くに赤い点線の道(すなわちダート)がある。これを1本走って帰ることにした。

一度426号線を北上、でもどうやら林道への入り口が見当たらない。引き返す。シルク温泉の南側にあった。しばらく車も通れる道を走ると右手に「郷路林道」の看板を発見。別名「子午線クロスライン」。地図を見ると確かに東経135度をまたいでいる。

入り口で記念撮影。さて、ここからダートだ。ちょっと緊張〜。

最初のうちは舗装林道だ。コーナー曲がるの超遅い。ヘアピンカーブも連続。おっとっとっと・・・。でもこけないぞ。

あいかわらずマイペースで走る私。師匠はとっくに姿がみえず、後ろのカメレオンさんはあまりの遅さに途中で休憩をとり間をあけてから走り出す。マイペースマイペース。がんばったところで師匠のペースにゃついていけない。

舗装林道を走り続けて、山頂まできてしまった。なんや、結局全部舗装されてるやん。よく見るとマップルには「H15現在 工事中のため通行止め」と書いてある。この工事って舗装工事のことだったんだな。

山頂の見晴台だけは未舗装のままだ。砂利の上を走って崖っぷちまで行って写真を撮る。本日のダート走行距離5mってとこかな。

空はどんより曇り空。一面に広がる山々の向こうに日本海が見える。なかなかの絶景ポイント。H15年以前に来てたらダートだっただろうなぁ・・・。

帰り道、迷う

林道を抜けてから、来た道と同じ道を戻るのは面白くないし、福知山市内は渋滞するので避けて通ろうということで、マップルを見て抜け道を探す。県道63号線で東へ横切ると国道175号線に出た。県道は涼しかったが、国道に出たとたんに猛暑。水分補給のため「鬼の伝説ロードパーク」で休憩。ところで「鬼の伝説」ってなんだろう?

その後はそのまま175号線を南下すると福知山市内に入ってしまうので、途中で県道492号線で綾部方面へ抜ける。ところが、綾部まできたところで道が怪しくなってきた。

地図によると県道522号線国道9号線に出れるので、そのあとは9号線で帰るつもりだったのだが、しばらく走ると行き止まり。分岐まで引き返して地図を確認する師匠。結局元来た道を戻って、綾部の駅まで戻り、国道27号線を行くことにする。

写真は道を間違えて頭を抱える師匠の図だ。

27号線から9号線を経て173号線でる。よく立ち寄った「道の駅瑞穂の里さらびき」を素通り。いつもここで「栗ぽん」を売ってるおじさんに試食の栗をもらったなぁ・・・。

後はひたすら173号線を南下。MWI氏はそのまま173で帰るが私たちは篠山で372号線へ右折。ここでMWI氏と別れる。さよならカメレオン。

173号線も372号線もガラガラだ。小腹が減ってきたので途中のコンビニでおやつ休憩。「おやつちょ〜だ〜い♪」と近寄ってくるハイエナ師匠。

日が傾いてきて太陽に向かって走るのはまぶしい。でもいい光景なので信号待ちの間に撮影。私もこんな余裕が持てるようになったか・・・(大したことないけど)

「デカンショ街道」といわれる372号線で篠山市を突っ切る。ロードはずいぶん走 り慣れてきたが、カーブは要練習。後ろを走っていたMWI氏には「下りのカーブのライン取り、悪すぎるわ〜」と言われたが、ライン取るというより、取られてる感じ。自分の思う方向に進まない。セロオがかってにそっちに行くのだ。次はちゃんと見本のライン書いといてや〜。